ダイエーの新業態

たまたまTwitterを見ていると、こんなつぶやきを発見。ダイエーファンである私、今日の今日まで知りませんでした。
ダイエーの新業態といえば、ダイエーのロゴがない黒看板のフードスタイルだと思っていたのです。

まず見て欲しいのは、店舗のロゴ。
CoDeliの「D」と「i」の上の点、これがダイエー3代目ロゴである上弦の月が使われています。
3代目ロゴといえば、1975年10月21日に公式発表され、10月24日オープンの一宮店(4169)より使用開始されたロゴで、おそらくダイエーで一番有名なロゴマークであろうものです。
2012年9月30日の平塚店 (0559)閉店をもってダイエーの看板からは消滅していたのですが、8年ぶりの復活を遂げました

また、色遣いもダイエーそのもの。看板下部のラインもダイエー色

こデリとは

ダイエーのサイトには、このような解説がありました。
CoDeli(こデリ)って…?
Co…“ンパクト”なお店で“Co”をお届け
             Communication(お客様目線でのサービスを考える)
             Conscience(誠実に•良心価格で)
             Comfortably(気軽によってもらえる空間•家での美味しく)
Deli…“デリカ”と“フローズン”を食卓へ
ダイエーが創業当初から守ってきたものがかっこよく書かれているように見えます。
 "Communication(お客様目線でのサービスを考える)"
これはダイエーの理念「For the Customers」そのものです。
お客様のために何ができるか。これが一番重要です。

"Conscience(誠実に•良心価格で)"
これもダイエー憲法「よい品をどんどん安く、より豊かな社会を」であります。
ダイエーのいう「よい品」とは「お客様の求める品」、「どんどん安く」は「お客様の買いやすい価格で」であります。

難点

ひとつ難点なのは、こデリの店舗看板にあのロゴがあることです。
あれがなければダイエーのお店とわかるのです。
消費者が混乱するのでなんとかならないかと思う所存です。

CEOの考えはいまも生きている

中内CEOが経営の一線から退かれて19年、鬼籍に入られてから15年。
ダイエーの考えは消え、よくあるスーパーに成り下がった、そう思っていました。

2020年に入り、ダイエーは60秒のドキュメンタリーで「CEOの考えは忘れていない 」と消費者へ示したのです。
 

そして、今回のこデリのロゴ。ダイエーの内部(特に広報部門、店舗開発部門)で、CEOの考えを今も持って働かれているダイエーグループマン/レディがいるのかもしれません。 

CEOの考え方

CEOの考え方を知るには、これを覚えるのが一番です。

ダイエーグループの誓い 
わたくしたちダイエーグループの従業員は
つぎのように誓います。
 
1. この仕事を通じて、お客さま

すべてのより豊かなくらしに奉仕いたします。



1. まごころをこめて、よい品を

どんどん安く売ることを働きがいといたします。



1. 人を愛し、店を愛して、日々美しい努力をつづけます。


これは、ダイエーグループの行動指針、「ダイエーグループの誓い」です。
ダイエーグループマン/レディのうち、社歴の長い方はご存知かもしれません。
こデリでの上弦の月復活と合わせて、この誓いの唱和も復活してほしいものです。 

最後に

店舗のアクセス情報をお伝えします。
CoDeli南堀江2丁目店
大阪府大阪市西区南堀江2丁目13番1号
アクセス:地下鉄長堀鶴見緑地線 西大橋駅徒歩5分
               地下鉄長堀鶴見緑地線/千日前線 西長堀駅徒歩8分
               地下鉄四つ橋線四ツ橋駅徒歩10分
               なにわ筋 堀江交差点を西へ100m 
マンションの1階にあるゲタバキ店舗です。
営業時間も7:00-23:00と長めなので、朝早くてもお昼休みでも仕事帰りでも大丈夫です。
是非、お店に行ったら、「ここはダイエーのお店だ!」と思ってあげてください。
決して、看板の隅っこにあるロゴだけを見て勘違いしないでください。  

ダイエーの歴史に関する同人誌を出しました

2020年9月6日、ダイエーの歴史に関する同人誌を大阪・南港のインテックス大阪にて開催された「超こみっく★トレジャー2020」で頒布しました。

波はありましたが、一応当日の売り上げ予算は達成しました。

お越しいただきました皆さま、本当にありがとうございます。 

はじめに

本を出す計画自体は昨年秋頃よりありました。が、なかなか実行に移せずいました。
本格始動は今年のゴールデンウィーク頃。とりあえずたたき台をつくり、スタッフと打ち合わせ。

とりあえずどうするかの方向性を決め、打ち合わせは終了したのですが、
そのあと数週間後に某カフェでフラペチーノを飲みつつ頭に浮かんだ内容を書いてましたね。 

イラスト

早い段階でイラストは発注していました。というのもイラストはスタッフのアイデアをそのまま採用。
私はそのままイラストレータさんへ発注。
なかなか難しい注文だったとは思いますが、予想以上の作品を納品していただきました
これにはスタッフ共々びっくり。

関係者の話も

また、とあるダイエーグループマンの方にはある件について取材。
おかげで同人誌では初めて書かれるのではないかという内容になりました。 

8月

8月初旬、ひとまず完成。スタッフ共々内容に問題ないことを確認し印刷会社へ入稿。
8月中旬、たまたまミスが見つかり差し替え。
8月下旬、完成本が納品される。

が、ここで原稿では見抜けなかったミスが発覚。
正誤表作成にとりかかる。
印刷会社へ発注している時間もなかったので自宅で印刷。
印刷したら納品された本すべてを開封の上正誤表を挟み込み。
間違えたら大変です。原稿は何度もチェック、入稿はお早めに。 

9月

9月2日、会場へ向けて諸々発送。
この段階で頒布当日にレシートをどうするか考える。
思い立ったが吉日。レシートプリンタをポチる。
9月5日、レシートプリンタの設定をしつつ、最終調整。
9月6日、当日を迎える。

当日

当日は起床事故を起こしつつもスタッフと合流、9:30頃入場。
あれこれ準備しつつ、スタッフへPOSのレクチャー。
11:00、開場。
開始20分で初めて売れる。
売れると嬉しい。
そのあとは少しずつ売れ、なんとか売り上げ予算達成。

14時台は全く売れす大変であった。
15:00、閉場。
レジ精算および荷物をまとめ、撤収。

反省会

撤収後、スタッフと大阪某所のHUBで反省会。
私自身の反省点は下記の通り。

 WEBではお釣りなしと告知していたにも関わらずPOPの掲出を忘れ、急遽お釣りの準備をすることに。
また、見た目の見本としてフィルムに包んだ見本誌を置いていたのだが、それを読もうとした参加者にオンライン見本誌の案内をしたところ、チャンスロスに。

見本誌をPDFで用意したのだがAndroid端末では軽かったが、iPhoneでは重かった
それはiPhoneはそのまま開くので回線状況およびファイルサイズにより重い軽いが変わるのだ。
次から見本誌は一部ページだけにしよう。オンラインならね。

レシートについては渡し忘れがあった。これはクレジット控えではないので大きな問題ではないが、渡し忘れはよろしくない。

電子マネー決済使用不可は大きな痛手に。これは完全に業者のシステムトラブルの影響を受けたのであるが、少し残念がっている参加者さまもいたので反省点の一つとして挙げた。

あと、クレジットカードのICチップ決済時にシステムの仕様上サインが必要になったため、参加者さまから不満の声がちらほら。
これについては改善のため、次回以降別のシステムの導入を決定。現行システムと並行して使用します。

POP

POPについては、昔のダイエーおよび最近のダイエーのものを参考につくりました。
フォントは似ているかはわかりませんが、価格の書いたPOPは参加者さまからも「ダイエーっぽい!!」と高評価をいただきました。

サークルロゴ

サークルロゴは1時間ほどでつくりました。
英字フォントは3台目ロゴと同じもの。"i"の点がないのはなぜでしょうかねぇ。

通販でも頒布中!!

当日来れなかった方のために通信販売でも頒布中です。
詳細についてはこちらをご確認ください。
オンラインショップはこちら

素晴らしいイラスト!!

今回イラストを描いてくださった禊名 莉乃亜さんから素晴らしいイラストが届きました。

 私のお気に入りです。ありがとうございます。

お願い

みなさんダイエー本買ってください。
慌てないで。在庫は潤沢にあります。

ライフラインに感謝

現代におけるライフラインは、電気、ガス、水道はもちろんのこと、ネットワーク(電話、インターネット)、鉄道、そしてスーパーマーケットであると考える。
そのなかで、この未曾有の事態の中でも止まらずに動いてくれていることに感謝。

ダイエーの新聞広告

2020年5月20日、日本経済新聞にダイエーが全面広告を打った。
見出しは、「届けたいのは、安心
続きにはこのように書かれていた。
ダイエーは、お客さまの日々のいのちとくらしを支えるため、
従業員の安全確保を最優先に、さまざまな安全対策を講じて
毎日、全店で営業しております。
お客さまが買いたいものを、買いたいときに、買いたいお値段で提供し続ける
これが、創業以来の私たちの使命です。 
これ、「お客さまが買いたいものを、買いたいときに、買いたいお値段で提供し続ける」の一文が何を示しているか、ご存知だろうか。
ダイエーが創業以来ずっと守り続けている理念「ダイエー憲法」である「よい品をどんどん安く、より豊かな社会を」なのだ。 
「よい品」とはお客さまが買いたい品、「どんどん安く」はお客さまに納得していただける価格を意味する。 
最後にはこのように締めくくられている。
多くの「ありがとう」のお声に「感謝」 
私はこれは逆だと考える。感謝を伝えなければいけないのは我々消費者だ。
だから私は、「届けたいのは、安心」に対して「伝えたいのは、感謝」で応えたいと思う。
 

60秒間の感動ドキュメンタリー

2020年5月22日、ダイエーは近畿地区限定で今回の広告に関連した特別CMの放映を開始。 
 

1995年、関西を襲った阪神・淡路大震災。
あの時も、ダイエーは政府より早く対応し、早いところだと当日には営業を再開。
営業できないお店でもCEOの「明かりをつめろ」の厳命で明かりを灯し続けた。
そのときのCEOの想い「スーパーはライフラインや」
この考えを持ち、今日まで営業を続けてきた。

そして時は2020年。爆発的な力を持つ病によって起きている未曾有の事態。
そんな中でも、ダイエーは対策を取りつつ営業を継続。
届けたいのは、安心」 のメッセージのもとで、「スーパーはライフラインや」の中内イズムを守り、ライフラインとして対策を取りつつもお客さまのために「いつも通り」営業することを誓ったのだ。
そして、最後には上弦の月をモチーフにした3代目ロゴ。これは多くの人の涙を誘った。
CEOの考えは忘れていない」というダイエーの意思表示であろう。 

いまや千葉の大手スーパーの傘下なので、このようなCMについて社長の「待った」がなかったのも不思議である。
ただ、社長は年代的にダイエーの黄金期をご存知のはずなのと、兵庫県民(出身)であるようなので、何か特別な想いをお持ちなのかもしれない。

新聞広告第2弾!

2020年8月13日、ダイエーは日本経済新聞に新たな新聞広告を打った。
見出しは、「安心を、一緒につくりたい」 
続きにはこのように書かれていた。
コロナ禍でも休むことなく「食のライフライン」を守り続ける。そんな私たちの店に、
小さな男の子が手紙を届けてくれました。

私たちは、大きな勇気を頂きました。
そして、もっと安全で安心できる店を目指して
さまざまな取り組みを強化してまいります。

今年のお盆は、遠出を控えて家族でゆっくり過ごす…。
そんな皆さまに、日本各地の生産者の想いのこもった、美味しい食べ物をご用意しています。

届けたいのは、安心。 きょうも笑顔で、お待ちしています。 
ちなみに、男の子が届けたという手紙にはこのようなことが書かれていたようである。
ダイエーのみなさんへ
コロナウィルスのえい
きょうで たくさんの
お店がストップし
ているのに 僕たち
においしい食べ物を
売ってくださりありがと
ダイエーが老若男女に愛されるスーパーマーケットであることはすでに分かっていることであるが、たった一人のお客さまにもこのような対応をしてくれることを再確認できた。

なぜここまでするのか。
これにはダイエーに伝わる理念が関係していると考える。
それは、「For the Customers」 
これは直訳すると「お客さまのために」である。
ダイエーの考え方だと「お客さま第一」は当然である。
「お客さまのために何ができるか」を考えていくことが重要。

大変な中頑張っているダイエーにお手紙をくれた小さなお客さまに対して何ができるか、を
考えた結果がこの新聞広告なのだろう。

 「安心を、一緒につくりたい」 安心は、ダイエーだけで実現できるものではない。
我々お店に買い物に訪れる消費者も協力してこそ、一緒に「安心」をつくっていけるのではないだろうか。 
そのために何をすべきか。答えはダイエーがすでに示している。
①少人数で
②すいている時間帯に
③マスクをして
    お越しください
この3点にプラスして、店内に入る際はアルコール消毒液での手指の消毒、来店客同士でのフィジカルディスタンス(物理的距離)の確保を徹底すれば、ダイエーのいう「安心」はつくれるのではないだろうか。

 

63歳

2020年9月23日、ダイエーは63歳の誕生日を迎える。
こんな状態でも頑張ってくれているダイエーを100年、200年続くスーパーにするために、皆様の温かい買い支えを何卒よろしくお願いいたします。

2020年9月10日 
誰よりもダイエーを愛する スーパーゆかり

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