2021年12月

本年もお世話になりました

2021年もまもなく終わりを迎えようとしています。
本年もご愛顧いただきありがとうございます。

ダイエー本完売

本年の大きなトピックとしては、おそらく世界初であろうダイエーの歴史に関する同人誌が完売したことあります。
皆様のおかげをもちまして、2021年6月18日に完売いたしております。
より多くの人にダイエーの歴史を知ってもらいたい、ダイエーなんてもうないでしょ、という人を一人でも減らしたいという思いから執筆しましたが、出版後の反響は非常に大きかったように思います。

ダイエーについて

本年はダイエーの屋号増減が多く見えた年でした。
閉店だけで2店舗、黒塗りの新店が3店舗、マルナカからの変更が14店舗であります。 閉店については老朽化もあろうかと思いますが、そうではない理由の場合は買い支えに対する啓発の不足が要因であると感じています。
継続的な買い支えが、身近なお店を守ることにつながります。
少しでも大丈夫ですが、続けてください。
皆様のご協力をお願いいたします。

ダイエーへの感謝

ダイエーは昨年から続くコロナ禍において、「届けたいのは、安心。」を企業メッセージとしてポスターをつくり続けてきた。
記事執筆時点では新規ポスターは出ていないが、私はダイエーに何か感謝を伝えたいと考えた。

その結果、ダイエーに向けてのポスターを作成することとなった。
サークル名義であるが、私の思いをそのまま記した。
DP-1



2022年について

2022年についても、「ダイエーなんてもうない」という人を一人でも減らすために尽力したいと考えています。
また、1月にはダイエーに関する同人誌第2弾の頒布開始を控えております。
2022年も精進して参りますので、ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。

2021年もご愛顧いただき、誠にありがとうございます。 それでは、皆様どうぞ良い年をお迎えください。

残りわずか

2021年も残り6時間を切った。
今年も激動の1年であったダイエーを振り返る。

 

1月 新たなポスターを出す

緊急事態宣言が発令された1月、ダイエーは新たなポスターを掲出していた。



ポスターには、下記のようなことが書かれていた。
私は、7歳の時に、阪神・淡路大震災に遭いました。
近所の商店街がめちゃくちゃになっていた頃、
食べ物を買えたのが、ダイエー板宿店でした。

お母さんに連れられて買い物に行った時、
店員さんが親切にしてくれたことを、覚えています。 

あれから26年。
私は今、その店で働いています。

お客さまがお困りの時、
頼りになる店でありたい───

私たちの想いです。
ダイエーが阪神・淡路大震災当時に素早い対応を取ったことで伝説として語り継がれていることは知られていることだが、そのときの経験からダイエーグループレディとなる人がいることは初めて知った。

ダイエー、そして中内CEOの対応は、消費者の人生にも影響を与えていると感じられる出来事である。
 

1月25日 ダイエーのポスター第5弾、新聞広告第4弾掲載

2021年1月25日、ダイエーは新聞各社の朝刊に全面広告を掲載。
見出しは、「安心を未来へ届けたい
続きには下記のように書かれていた。
ダイエーは、お客さまのいのちと日々のくらしを支えるため、
さまざまな安全対策を講じて、毎日休まず営業しています。

この1年、お客さまから頂いた数多くのエールに
私たちは、勇気をもらい元気づけられました。

本当にありがとうございます。 

「よい品をどんどん安く、より豊かな社会を」
ダイエーは1957年創業以来の想いを胸に
これからも、皆さまと共に歩んでまいります。 
文章の下に、「お客さまからの声」としてたくさん書かれているが、見覚えのある文面を発見。
「贈り物は、安心」というダイエーの
メッセージ。「贈りたいのは、感謝」
で私は応えたい。
どこかで見覚えが…。
なんとダイエー、Twitterもしっかり見ていた!
他にも調べると見つけられたものもある。
店長への直行便だけがお客さまの声ではなく、いまやTwitterもお客さまの評判をチェックする大事なツールであるということだろう。
そして、今回の広告は別の意味で話題になっている。

上弦の月、復活。

上弦の月をモチーフに作られたダイエーの3代目ロゴマーク。
左下が欠けているおそらく一番有名なダイエーのロゴマーク。
そのロゴマークが今回の広告の左上に載っている。 

Twitterを確認すると、「懐かしい」との声が多くあった。

ただ、違和感に気づく人もいた。

私も手元の資料を確認してみると、やっぱり少し違っていた。
少し違うにしろ、広告に3代目ロゴを使うということだから何かあるのではないかと考えた。

すると、フォロワーのダイエーグループマンの方から納得の回答があった。

ダイエーが持つブランド力の強さ、ということだろうか。
確かに関西ではダイエーの知名度は絶大である。
関西発祥の企業だから、というのもあるかもしれないが、ダイエーはまだまだ終わらないということは確実だといえよう。

2月28日 ダイエー大島店 閉店

東京都江東区にあるダイエー大島店が2月28日に閉店した。 ここは知っている人は知っている、ダイエーグループ企業の本社があるお店である。
ダイエーグループの外食産業を支える株式会社オレンジフードコート、ダイエーグループのパン販売店である株式会社ボンテ、ダイエーグループ店舗での棚卸しやレジ業務受託などを行う株式会社ダイエースペースクリエイト、ダイエーグループマン/レディの健康を支えるダイエー健康保険組合の本社および本部が入居している。
店コードは0257、店齢47歳。ボロが出てきているのかもしれないが、どうだろう。
歴史あるお店がまたひとつなくなってしまった。

さて、2月28日当日は感染対策のため挨拶がなかったそうだが、店内で挨拶の映像が流されていた。
 
サムネイルに映っている「平岡店長」
この方、2019年2月11日に閉店した横浜西口店の最後の支配人を務められた方である。
まさか、次の赴任先でも閉店を迎えてしまうことになるとは思ってもいなかっただろう。 

店長は、「47年間にわたり、お客様に支えられ、育てていただいた」と語り、
「私たちは、これからもお客様の暮らしに寄り添い、より一層お役に立てるよう、一旦営業を終了させていただき、新たな店舗としてスタートをする予定です。」と続けた。

また、衣料品・生活用品売場からは「皆様が愛していてくれたおかげで、ここまでやってくることができた」と話があった。泣けます。

私は訪問したことがないのだが、長年営業を続けている店舗に行けぬまま閉店してしまうことが残念でならない。

3月 マルナカ事業部、解消

3月1日、ダイエーは近畿地方にて展開しているマルナカ店舗の所属する組織、マルナカ事業部の解消を発表した。
マルナカ事業部の所属店舗14店は、それぞれ近畿事業本部配下の各事業部の店舗となった。
しかし、これがすべての始まりであったことを誰も知る由はなかった。
 

3月19日 フードスタイル茨木太田店、オープン。

2021年3月19日、大阪府茨木市に「フードスタイル茨木太田店」がオープン。
ÆONTOWN茨木太田の核店舗であるが、ここは個性の強い店舗となっている。
  また、3代目ロゴが店内にあることでも話題となった。
 

4月 特に動きはなかった。

4月。ニュースリリースなどを調べたが大きく動いたことはなかった。

5月 特に動きはなかった。

5月。ニュースリリースなどを調べたが大きく動いたことはなかった。

6月19日 ショッパーズモールなかま、閉店の報。

福岡県は中間市にある、ショッパーズモールなかまが9月30日をもって閉店することが発表された。
ここは1978年にダイエー中間店としてオープン。1993年にはダイエーグループの「バンドール」が、1998年に専門店街ができ、名称を「ダイエーショッパーズモールなかま」とした。
店齢は43歳、まだまだ若いように思うが、表向きには老朽化が理由とされている。
ここは私が福岡で店舗巡りをした際、時間が足らず断念したところである。
非常に残念でならない。

6月26日 フードスタイル日野店オープン

2021年6月26日、東京都日野市のJR中央本線、日野駅近くに「フードスタイル日野店」をオープン。
2021年最初の新店である。

ここは新築物件ではなく、関東地方で展開している「いなげや」の跡である。
ここにもダイエーのロゴが使われているが、3代目ではなく4代目である。
引っ掛かるところはあるが、消費者の混乱を防ぐという観点ではダイエーロゴをつけるのはよいことである。 

 

7月30日 フードスタイル稲城長沼店オープン

2021年7月30日、東京都稲城市のJR南武線、稲城長沼駅近くの高架下に「フードスタイル稲城長沼店」をオープン。
2021年2店舗目の新店である。
ここも4代目ロゴが出ているが、入口横の看板は稲城市の公式イメージキャラクタ、稲城なしのすけとコラボしているようだ。 

8月6日 あたらしい決済体験、レジゴー導入開始の報。 

8月6日、ダイエーはあたらしいお買い物スタイルとして「レジゴー」の導入を発表。
これはスマートフォンで商品のバーコードを読み取り、精算機につけられている二次元コードを読み取ると商品情報が転送、画面の指示に従い支払いを終えることで買い物完了となるシステムである。

ÆONRETAILの店舗では導入が進んでいたが、ダイエーは初めてである。
映えある第一弾導入店舗として選ばれたのがダイエー東大島店、ダイエー南砂町スナモ店である。

その後、茨木太田店などにも導入され、少しずつ増えている。 

9月30日 ダイエーなかま店、閉店。

9月30日、ダイエーなかま店が閉店。
 

動画を見ていると、ÆONと呼んではいるものの、やはりダイエーの雰囲気がする。
また、支配人をはじめ店舗スタッフは「ありがとう なかま店」と胸元に、袖には「43」と書かれた特製Tシャツを着用。
支配人は、「総合スーパーとしてコミュニティーセンターの役割を果たし、皆さんの絆をつくってきたのかなと思う」 と語った。
また、マイストア委員会という組織の「委員長」を務められた方は、なんとダイエーホークスの法被を着用していた。
きっと、ダイエーグループレディだろう。
さらに、オープン当時から勤め続けたダイエーグループレディもいた。
長年勤められた方に思い出話を聞いてみたいところである。

ここも、地域に愛されていたのだろうということがわかる一面があった。
なんと、地元、中間市の市長からビデオメッセージが届いていたのだ。
ダイエーが地域密着でやってきていたことが本当によくわかる。
一度でいいから、なかま店を訪問しておけばよかったと悔やむばかりである。 

 

10月 特に動きはなかった。

10月。ニュースリリースなどを調べたが大きく動いたことはなかった。

11月15日 フードスタイル玉津店、オープン。

11月15日、兵庫県神戸市西区にフードスタイル玉津店がオープン。
神戸市内に3年ぶりの新規出店となる。
ここも、フードスタイルロゴの横に4代目ロゴを配置。
ここまでやるのならダイエー屋号で良くないかな、と思っている。

11月 ダイエー運営のマルナカ店舗に変化あり。

11月18日、サークルのメンバーから気になる話を聞く。
マルナカ新在家店にて工事が行われていたのだ。
改装かな、と思ったけれど、ダイエーへの看板変更工事だった。

ダイエーからの公式発表は18日時点ではなく、謎に包まれていたが、
他店舗でも多く報告が上がっており、店頭でだけ告知があった。

14店舗すべてで工事が行われていたようだが、2店舗だけ様子が違っていた。
それは、大阪府大東市のマルナカ大東寺川店、奈良県奈良市のマルナカ富雄南店である。
この2店、当初は株式会社山陽マルナカが運営するマックスバリュであったのだ。
店齢10歳未満という超若手であるが、会社の都合でかなり翻弄されている感がある。

ちなみに、公式発表があったのは11月29日、本当に直前である。
私としては、ダイエーの屋号が増えることは嬉しいと思っているが、よその個性を潰してまで増やしてほしいとは思っていない。

12月4日 グルメシティポートアイランド店がダイエーへ

12月4日、兵庫県神戸市中央区のポートアイランドにあるグルメシティポートアイランド店が突如ダイエーへ屋号を変更した。
グルメシティをダイエーへ転換していく方針だと聞いているが、今後の先行きが気になるところである。

12月31日 ダイエーグルメシティ新長田店が閉店

12月31日、兵庫県神戸市長田区にあるダイエーグルメシティ新長田店が閉店。
公式には18年とされているが、それどころではない。
前身は西神戸店。1961年8月から数えると60年以上である。
しかし、西神戸店は阪神・淡路大震災で被災。
1995年6月には仮設店舗で営業再開。
現在の地には2003年11月21日からある。

ここは老朽化ではなく、売上減少が理由だという。
ダイエーの歴史を受け継ぐ大切なお店がこのような理由で無くなるのは残念でならない。

消費者に愛されているお店のはずだが、立地が地下なのでちょっと、と思うところはあった。
非常に残念でならない。


 

激動すぎる2021年

ダイエーにとり、今年は特に激動の一年であった。
今年は閉店が計3店舗(AQ:1店舗、D:2店舗)となった。
これ以上、ダイエーを減らさないでという願いを込めて、2021年を終えようと思う。

今年もお世話になりました

2021年もお世話になりました。
私事ながら、今年はダイエーに関する同人誌の第2弾の制作を発表しました。2022年1月に頒布を開始します。
ダイエーグループマン/レディの方にお読みいただけたら喜びます。(/∀\*)
もちろん、一般の方にもお読みいただきたく思っています。
特に、ダイエーなんてもうないでしょ、と思っている人に読んで欲しいです。

2022年も、スーパーゆかりとダイエーをよろしくお願い申し上げます。
皆様どうぞ良い年をお迎えください。

同人誌即売会に出展するブースでの釣銭の取り扱いを中止します

私、スーパーゆかりが代表を務めるサークル「不安定の安定」では、2022年1月以降に開催される同人誌即売会に出展するブースにおいて、頒布物の頒布における支払いの際の釣銭の取り扱いを一時的に取りやめます。
詳細はニュースリリースをご確認ください。

背景

2020年初頭より猛威を振るっているCOVID-19の感染者数が一部地域で増加傾向であること、ならびに当サークルの主な活動地である大阪府においては感染者数が増加傾向にあることをうけて決定しました。
その決め手となりましたのは、12月22日に確認された大阪府内における「オミクロン株」の市中感染確認であります。
サークルの主な活動地は大阪であること、即売会の開催地が大阪府内であり、すでに次の即売会の申し込みをしていること、代表が大阪府民であることから、「自身が代表を務めるサークルにお立ち寄りいただいた方から感染者が出て欲しくない、出してはならない」という強い思いと、釣銭の取り扱いを一時取りやめることで少しでも接触による感染リスクを減らしたいと考えたためこのような施策の実施に至りました。 

キャッシュレス決済

現金支払い時の釣銭の取り扱いは一時中止しますが、クレジットカード決済においてICチップを用いた暗証番号決済、交通系電子マネー決済に加えて、iD、QUICPayに対応いたします。
なお、交通系電子マネーのチャージは取り扱いがありませんので予めご了承ください。

皆様にはご不便をおかけすることとなりますが、接触による感染リスク低減のため、何卒ご理解いただきますようお願い申し上げます。
2021年12月23日
 不安定の安定
代表 スーパーゆかり

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