2023年09月

こみっく★トレジャー42に出展

2023年9月10日、大阪・南港で開催されておりました「こみっく★トレジャー42」に出展しておりました。
今回はそのウラ話です。

楽しみなあまり眠れず。
集合場所にてスタッフと合流、 会場であるインテックス大阪へ向かう。
インテックス大阪内のコンビニで腹ごしらえをしつつ休憩。
休憩後、入場。
今回からはb2-onlineの入場認証もなくなった為、サークルチケットを渡したらそのまま入場であった。
(ちなみに、入場認証のためにつくられたシステムは、別のイベントで「認証すると入場無料」とするシステムへ応用されているらしい。GPSで位置情報の認証をしているようなので基盤は同じかも。すごい話だ。) 

スペースに到着。
斜向かいにはFani通でお世話になったF会さんがいらっしゃった。

設営を早めに終わらせ、フォロワーさんのサークルへご挨拶。
戻ってきたところでおもちゃの兵隊さんのマーチが聞こえてきた為、正装へ。

開会後

開会後は壁サークルへ向かう人の流れを見つつ、弊サークルへお立ち寄りいただける方を待った。
開始4分で1人目。過去2番目の記録を更新。
その後16分後に2人目、1分後に3人目、立て続けに4人目と11時台だけで10人の方にお立ち寄りいただいた。
その後もたくさんの方にお立ち寄りいただき、新刊、既刊合わせて29冊を頒布。不安定の安定史上過去2番目、こみトレ出展時の頒布数としては過去最高である。 
(第3弾[神戸市営地下鉄]、8冊、第5弾[新刊]、21冊。こちらもこみトレ出展時においては最高記録である。)

予算

今回も頒布物全ての価格を同じ価格へ設定。
キャッシュレス決済は新たなサービスを導入。これは後ほど。
予算は頒布物全体で10冊、新刊だけでも10冊に設定。
結果、頒布物全体での10冊はわずか53分で達成。新刊だけで10冊も57分で達成。
いずれも不安定の安定史上過去最速記録の更新である。 

COVID-19対策

弊サークルでは今回も、まだまだ収まる見込みのないCOVID-19感染拡大防止のために様々な対策を実施していた。
前回に引き続きキャッシュレス決済の推進である。
こちらはこれまで使えていた各種決済に加えて、同人サークルでは初めて「イオンペイ」 を導入した。
また、今回もブースにアルコール消毒液を設置。
大阪発の化学メーカ、「サラヤ」の業務用製品を採用し設置。
弊サークルは5類になっても有効な対策を取りやめる理由はないため継続して設置している。
ただ、あまり消毒されている方はいなかったように思う。

そして今回もC102に引き続き見本誌は通常通り設置。
ただしカバーをつけて設置。リスク低減のためである。

さらにはキャッシュレス決済を推進するための割引施策、こちらは名称を「キャッシュレス優待」と改めて継続実施。 
こちらはキャッシュレス決済をご利用の方限定で5%OFFとなる施策である。 もちろん今回から導入した「イオンペイ」も対象。
キャッシュレス比率はちょうど50%であった。
こちらも継続していきたい施策である。

総括

反省点、良かった点はTwitterに投稿済である。


反省点

  • ラリーチップの渡し忘れ
こちらは運営から配るようにと降りてきていたチップ。
どうやら5枚集めると景品がもらえるとのことで、サークル側へ「配布するように」と配られていたものであった。
最初にお立ち寄りいただいた参加者様の会計を終わらせた後、渡し忘れに気づく。しかし参加者様はもう雑踏の中。 
次があるかはわからないが、配布すべきものがある場合は開会前に確認しておくことにする。

良かった点

  • 新刊既刊ともに好調
先述の通り、多くの方にお求めいただくことができた。感謝である。
  • イオンペイが大きな話題に!
先述の通り、弊サークルは同人サークルで初めて「イオンペイ」を導入した。 
会計の際にも「現金、クレジット、イオンペイがご利用いただけます」といった具合に激推ししていたのだ。
ご利用いただいた方は「ちゃんとできるかな」とドキドキ。
決済完了画面が表示された時には大変驚かれていたのを覚えている。

さらに、こみトレ名物の「mo-wave(モウェーブ)」でも読み上げていただいた。
読んでいて驚かれていたように記憶している。

おそらく今年の冬の即売会では他にも導入サークルが出てくることが予想される。
なので、弊サークルが「唯一使える」とは言えなくなる。
が、「同人サークルで初めて導入した」という称号は言い続けることができるのだ。 

スタッフと話していて感じたのが、「これこそが『中内イズム』だ!」と。
CEOはなんでも1番にこだわったという。そのためダイエーは多くの「日本初」を持っている。
イオンペイも同人サークル第1号は「不安定の安定」ということになるので、中内イズムといえよう。

  • 指名買いされる方あらわる! 
弊サークルのスペースへ訪れるやいなや見本誌を手に取ることなく「新刊ください!」と仰ってくれた参加者様がいた。
つまり、弊サークルの本を知っていて買いに来たいわゆる指名買いというものだ。 
こればかりは感謝、感謝である。

  • 決済手段の多さに驚かれる 
弊サークルはクレジットカードや電子マネー、コード決済などを合わせると40種類以上の決済手段がご利用いただけるようになっている。
POPを見て驚かれる参加者様がいたのだ。
決済手段の多さも弊サークルの名物である。ぜひいろんな手段を利用して決済いただければと思う。

  • 若年層にも手に取っていただけた
実は弊サークルの作品は内容ゆえにお求めいただく方の年齢層が高かったりする。
そんななか、若い方で興味を持ってくれた参加者様がいた。 
弊サークルはより多くの方にダイエーがまだあることを知ってもらうことも活動の目的にしているので、これは大変嬉しかった。
弊サークルは老若男女どなたがお立ち寄りいただいても快く対応するため、気になったらふらっとお立ち寄りいただければと思う。 
  • キャッシュレス決済多数!
これは比率を確認したところ、ピッタリ半数がキャッシュレス決済であった。
詳細はまだ確認できていないが、コード決済もそれなりにいたように感じている。
弊サークルはキャッシュレス決済手段の多さも強みであるため、今後も積極的に推進していきたい。 

実はTwitterに書いていないが良かったことはもう一つある。
  • 本物のダイエーマンあらわる!? 
実はこれ私なのです。
弊サークルのスペースへお立ち寄りいただき、本をお求めになられた方。
会計時のやりとりを思い出してみてほしい。
「千円頂戴いたします。
「割引になりまして○○円頂戴いたします。

これは「○○円になります」でよいのでは?と思う方もいるかもしれないが、あえて「頂戴いたします」と言っていた。

実は、「頂戴いたします」というのは店舗で実際に使われている応酬話法なのだ。 しかも現役で。
そして、会計を終えたら「ありがとうございます」と頭を下げる。
側から見たら本物のダイエーマンに見えているかもしれない。 

そう、中途半端に推しているだけではなく本気なのだ。
ここまでやるか?と驚かれるかもしれないが、中途半端だとかえって失礼にあたるため本気でやっているのだ。
最後に頭を下げる。これは中内CEOの教えである「声出せ、顔出せ、頭下げ」の実践である。
(fromCEOに載っている)
ゆえに誰も来ない間も通りかかる方がいれば「いらっしゃいませ」と声を出し続けていた。

と、まあ特殊なサークルではあるが、中途半端ではなく本気であることを記しておきたい。

まとめ

皆様のおかげで史上最速かつ記録更新で予算達成という大きな成果を出すことができました。
弊サークルのスペースにお立ち寄りいただいた参加者の皆様、また各種ダイエー本をお求めいただいた皆様、本当にありがとうございました。

おまけの話

今回、初めて「mo-wave(モウェーブ)」でリクエストを出してみた。
実は、CDを持ち込めば館内で流してくれるというありがたい施策をやっている。
館内で流れていて「おっ!」となった方もいたようだが、「メリーゴーランド」をリクエストをしたのは私である。
結果、劇場で聴くのとよく似た聞こえ方だったのだ。

次回出展時は・・・と考えてはいる。
また、今回もメロンブックスの担当者より委託の案内をいただいた。
新刊、既刊ともにすでに頒布開始している。

不安定の安定 ショップ - メロンブックス 

なお、既刊については完売次第頒布終了となるためご希望の方はお早めにどうぞ。

次回出展は来年1月のこみトレ43で検討中。
現時点でお伝えできるものはないですが、決まり次第私のTwitterおよびダイエー本特設サイトにてお知らせいたします。 

ダイエー長吉店、惜しまれつつ閉店。

去る2023年8月31日、大阪市東部にあるダイエー長吉店が閉店。
今回は閉店日の様子についてレポートする。

別の敷地に駐車場棟がある特殊立地

長吉店は1987年3月30日オープンの店齢36歳。1987年といえば今年劇場版の新作が公開される「シティーハンター」がテレビで放送された年。
あの「Get wild」が生まれた年でもある。

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元々は駅前の再開発により建てられたお店である。

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これがその証。

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エレベータのサインはダイエー矢印。

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駐車場棟にあったオレンジエスコート作戦のジャケットではないおじさんの看板。これは珍しいものだ。
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店内は一部改装されて綺麗になっていた。しかし閉店。


閉店の挨拶

今回、セレモニーらしいセレモニーはなかった。
と、いうより挨拶があまりにも短く切り取るところがないため、ここに全文を掲載する。
みなさん、閉店のため、こんなに多くの方にお集まりいただきまして誠にありがとうございます。
ダイエー長吉店として1987年3月にオープンいたしました。
もしかすると、この中でもダイエーの開店の時、お店に来られた方、いらっしゃるのではないでしょうか。
(周りを見渡す店長)
ありがとうございます。
まあ、そういったお客さまに支えられましてこの37年間、無事営業することができました。
本当に、ありがとうございます。
私は、あの、店長をさせていただいてここで5店舗目になります。
えー、それこそ、朝、昼、晩。決まったお時間に、毎日、お顔を見せてくれるお客さま。
複数いらっしゃいます。本当にそういった、お客さまに支えられてね、しっかり営業できた。ということで、改めまして、感謝申し上げます。
明日からはもう、お店がなくなってしまいますので、お買い物するところがございません。
本当に申し訳ございません。
また、お買い物だけではなく、お友達とおしゃべりする。
まあそういった景色も明日から、見られなくなると思うと、 本当に残念で仕方ありません。
これからは、平野区には「喜連瓜破駅前店」がございますので、ぜひそちらのお店、この長吉と同じように、ご愛顧いただきますように、お願い申し上げます。
最後になりましたけれども、今日、暑い中こんなにお集まりいただいて、ありがとうございます。
皆様方の、ご健勝とご多幸をお祈りして、ご挨拶とさせていただきます。
本日は、本当に暑いところ、こんなにお集まりいただきまして、お見送りいただきまして、ありがとうございます。 

 - 長吉店閉店の挨拶 
テープおこしに近い感じで全文を記したが、何か気づくことはないだろうか。
実はこのお店、「閉店する」とは言っていたものの、「閉店の理由」が最後まで明かされることはなかったのだ。
どこかで映像をご覧になった方や、現地にいた方はわかるかもしれないが、挨拶の終盤に閉店を知らず買い物に来て、従業員に止められた地元住民と思しきお客さまの怒りの声が聞こえたのだ。
なんで買い物でけへんのや!」と。 

よく考えたら、最寄駅となる出戸駅のすぐ近くには代わりになるスーパーはない。
これを読んで地図を見たそこのあなた。「自転車で行ける距離ならあるんちゃう?」
いや、駅前にあることが重要なのだ。
出戸駅前にダイエーがオープンすると聞いてマンションを購入した人もいると聞く。
歩いて買い物に行けるというのはひとつ利点なのだろう。

お店は誰のためにあるのか?

さて、閉店の理由を最後まで明かすことなくお店を閉めた長吉店。
ここで考えてみよう。
お店は、誰のためにあるのだろうか。
会社のためだと答えたら、それは会社都合でお客様のことを考えていないことになる。
お店は、お客様の為にあるのだ。 
これはいろんな人が言っているが、ダイエーグループ総帥である中内㓛CEOも同じ考えだったといわれている。

ダイエーが昔あまり閉店しなかったのはこの考え方があるからともいわれている。

また、それを裏付けるものとしてダイエーグループの飲食業態であった株式会社ハブの太田社長もこう仰っている。
中内さんからの教えでもあります『店はお客様のためにある』との考えを私は持っています。
一度出した店には、お客様に対する責任が生じます。従って撤退も安易にするべきではないのです。
今回の閉店、お客さまには閉店理由が明かされぬままであるが、お客さまに対する責任を果たしているといえるのだろうか。

余談

このお店には2023年8月現在で大阪市内唯一となるドムドムハンバーガーがあった。
館の閉店に伴い、ここも閉店。
大阪府内はついに3店舗まで減ってしまった。(吹田、深井駅前、津之江FC)
昔はもっとたくさんあった。
もちろん京橋にも。金剛にもあった。
ドムドムハンバーガーを探して、遠くまで行かねばならなくなっている。
ぜひとも大阪市内に再出店してほしいところである。 

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