コミックマーケット100に出展

2022年8月13日、東京・有明で開催されておりました「コミックマーケット100」に出展しておりました。
今回はそのウラ話です。

会場最寄駅から数駅離れたところへ宿を取り泊まっていた。
が、肝心な日に起床事故発生。 
慌てて合流場所へ向かう。
ところが駅に着いたところ目の前で発車。10分近く足止めを食らった。
(りんかい線増発求ム)
(その前に早く起きるんや) 

スタッフと合流後、大きい荷物をロッカーへ預けて東京ビッグサイトへ入場。
入口ではサークル通行証の確認および手指消毒と検温が行われていた。
さらに奥側でリストバンドと交換。
そしてようやくブースへ到着。
場所は東4ヨ-15a。なんとお誕生日席の横である。 
そして2つ隣は…弘前松屋本で一躍時の人となった「みくまり」先生のブース。

そうして落ち着いた頃に搬入物を回収し、設営を完了。
10:15。C100初の一斉点検。

10:30、開会!!

開会後

開会後は場内の様子をうかがいつつ、弊サークルへお立ち寄りくださる方を待った。
開会から25分ほどで1人目。 それから30分後に2人目。そのあとすぐに3人目。
以降間隔は開きつつも多くの参加者様にお立ち寄りいただき、新刊、既刊合わせて30冊を頒布。
(第1弾[歴史本]、13冊。第2弾[京阪]、5冊。第3弾[新刊]、12冊。) 

予算

今回は、お釣りの取り扱いを行わないため既刊を含め頒布価格を1000円へ統一
さらにキャッシュレス決済の種類を大幅に拡充
クレジットや交通系だけでなくWAONやnanaco、さらにQRコード決済銀聯カードJデビットまで対応。ここまで対応した理由は後述。
予算は値引き分の調整のため30冊へ設定。
波はあったものの多くの方にお求めいただき、閉会6分前に予算達成となった。 

COVID-19対策

弊サークルでは今回も、まだまだ収まる見込みのないCOVID-19感染拡大防止のために様々な対策を実施していた。
まず、先述した通りキャッシュレス決済の大幅拡充である。
こちらは、COVID-19の第7波真っ只中での開催となる中、準備会よりキャッシュレス決済導入の検討を、とのアナウンスがあったこと、
また他サークルでも多種多様な支払い方法が使えることを踏まえ、
他サークルにできてウチにできないわけがない」との思いから大幅拡充となった。
結果的にお求めいただいた方の約半数がキャッシュレス決済をご利用いただいていたので、良かったと考えている。 
しかし、問題がなかったわけではない。詳細は後述。

また、今回もブースにアルコール消毒液を設置。
大阪発の化学メーカ、「サラヤ」の業務用製品を採用し設置。 
うろ覚えだが、消毒いただいた方はあまり多くなかった気がする。
長く続くコロナ禍への慣れだろうが、 甘く見てはいけない。

そして今回はビッグサイトの通信状況を鑑み見本誌は通常通り設置
ただしカバーをつけて設置。リスク低減のためである。 

さらにはCOVID-19のワクチンを接種いただいた方向けの割引施策「わくワク割」を実施。
これは
  • 3回以上接種完了の方証明書の提示
  • 2回目までの方2回目が2022年2月1日以降の接種であることが確認できる証明書の提示
と併せてキャッシュレス決済をご利用の方限定で5%OFFとなる施策である。
(2月で切ったのは3回目は2回目から6ヶ月経過で接種可能という政府の指針を準用したものである。)

キャッシュレス決済をご利用の方のうち、70%超の方が割引を受けてご購入。
これは必要に応じて続けていきたい施策である。 
 

なぜこの状況でも出展したのか

東京都にて8月12日に20104名もの罹患者が確認されている状況であるが、出展をした理由は大きく2つある。
  • 中内イズム
  • ダイエーが通常営業であるならば、ダイエー本を扱う以上出展しない理由はない
弊サークルは、地震でも、開けられる状況であれば開けたダイエーの考え方に共感し、
このような状況下でも、頒布できるものがあり、スペースがあり、イベントも中止になっていないのなら出展しない理由はないとの考えを持っている。
スタッフ全員健康であり、当日に大変優先度の高い対応すべき事象がないのなら出展を行うべきと判断した。

また、ダイエーもこのコロナ禍で営業を停止していない。
ダイエーが通常営業なら、弊サークルも通常営業すべきだという判断に至ったため、出展した。

総括

今回は反省点が3つあった。
 

反省点

  • POPの設置方法の改善
こちらについては、今回よりPOPスタンドを導入。
したものの、1台に2つもPOPを吊り下げたことによりバランスが崩れ落下する事象が複数回発生。
重石を置くなどして閉会まで乗り切ったが、設置方法の改善は行わねばならない。
  • 見本誌設置方法の改善 
こちらもPOPと同様で、設置時にバランスが悪い置き方をしていたこと、そして湿気により本がたわんできていたため、落下する事象が発生。
お立ち寄りいただいた参加者様にご迷惑をお掛けする事態となったため、高さを活用し陳列する方法へ改善を予定している。
  • 電源の確保 
これは主に決済端末であるが、閉会までバッテリが持たない事象が発生。
交通系向けの端末はバッテリが切れてしまった。
それだけならまだなんとかなったが、メインの端末も閉会まで持たない事象が起きた。
スタッフの手助けを得てなんとかなったが、モバイルバッテリを複数個持ち込む必要がありそうだ。 

良かった点

  • 釣銭なし対応◎
こちらも頒布価格を1000円とし、釣銭取り扱い中止を継続。
しかしお申し出はゼロ。なぜ?といったお申し出もなかった。
とはいうものの、現金派も約半数いたことから、やはりこのキャッシュレス全盛の時代でもコミケは現金決済が強い世界であると感じた。 
  • 新決済端末導入
こちらは前回(こみトレ39)での反省を踏まえ、端末の集約を目的にVEGA3000なる新しい決済端末を導入。
併せてQRコード決済をはじめ、WAON、nanaco、Edyといった流通系電子マネー 、Jデビットや銀聯カードにも対応。
お立ち寄りいただいた参加者様に驚かれる事態となった。
珍しい支払い方法はほぼいなかったが、端末集約の結果クレジットについては「三面待ち」 が可能となった。
*三面待ち→非接触(NFC)、接触(ICチップ)、磁気の3面同時待ち受け。クレジットを選ぶだけでどの方法でもクレジット決済が可能となる。 

  • レシート出力
これも驚かれる参加者様がいたのだが、弊サークルは現金決済でもレシートをお渡ししていた。
お立ち寄りいただいた記念になるほか、経費として精算する場合にも記録となるし、なによりいくら使ったかがわからないと困るという私の考えがあって即売会の初出展(超こみトレ2020)よりレシートプリンタを導入している。
また、これも「他サークルにできて…」である。他でも出るので出さない理由はなかった。
 
  • おかわり
私を探してお立ち寄りいただいた参加者様もいたのだが、ありがたいことに
一冊買って読んだけど面白かったので他の本も買いに来た」と改めて来てくださった方がいた。
初めてのことであり、大変嬉しく思う。 
  • 同志あらわる
こちらも、ダイエー本を見つけてお求めいただいた参加者の話。
ダイエー某店について造詣が深そうな方で、大変熱い話ができた。
その後、内部で検討の上今後の計画を変更。今はまだお伝えできませんが、乞うご期待
  • 欲しいとの声
コミケ終了後に大変嬉しいお声を頂戴した。
私の案内ツイートをリツイートした後…
これは本当に嬉しい話である。
後になって「買っておけば」といわれたのも初めてなため、大変嬉しく思っている。
この声を受けて、当初の予定より通販開始を前倒しいたします
詳細についてはダイエー本特設サイトおよびTwitterにて発信いたします。乞うご期待!!

  • 名札 
今回は弊サークルのスタッフ全員で名札を着用。
これにより私自身は挨拶が幾分か楽になった。

 昔の名札っぽくつくってみたのである。しかも役職付き。
しかも「For the Participants」の表記。
これは「コミケにはお客さまはいない」の考えに基づき「参加者」の英訳へ変更している。 
あえて役職を「代表」ではなく「支配人」としているのは、本家に倣ってである。
システム担当マネジャー」は、本当にサークルのシステム系を担当しているから付けただけの役職で特に深い意味はない。 (権限もない)
  •  お申し出ゼロ
これが一番嬉しい話である。
色んなことをやっていると、クレームもあるものと思っているが、今回もお申し出は0件であった。
今後も良い対応ができるよう心がけてまいります。 

まとめ

皆様のおかげで予算達成、大きな成果を出すことができました。
弊サークルのブースにお立ち寄りいただいた参加者の皆様、また各種ダイエー本をお求めいただいた皆様、本当にありがとうございました。

おまけの話

今回もあのメロンブックスの担当者より委託の案内をいただいたので、メロンブックスで通販やるかもしれません。というかやります。
詳細については決定次第ダイエー本特設サイトにてお知らせいたします。

なお、9月11日の「こみっく★トレジャー40」にも出展予定です。 
遠方の方は通販を、お近くの方はこみトレにてお求めください。
(現状、会場直販+わくワク割が一番おトクです。)