今回はダイエーではなく久しぶりに映画のお話。

打ち合わせの場で…

サークルの打ち合わせを兼ねてメンバーと呑んでいた際、ある映画を薦められる。
かがみの孤城観てきたんやけどええで!」と。

私、全く存じ上げなかったのだが、調べてみると面白そう。
監督が原恵一監督。あの名作「オトナ帝国」の監督である。
そして制作がA-1 Pictures。こちらも名作「あの花」や「心が叫びたがってるんだ。」を作った制作会社。

…あの花で絵の感じは知っている。観たい。
と予定を見つけて観ようと決めた。

一昨日よる。原監督の映画はどんな感じなのだろう?とオトナ帝国を観る。
予習をした上で、昨日思い立って観に行ってきた。


そう、ハンカチ必須。
開始10分で泣いたのだ。

思えば、「少し覚悟がいるで」と聞いていた。
観たところ、かなり心が震えた。
いろんなところがとてもリアルなのだ。 
学校のシーンもそう、家のシーンもそう。終盤のあのシーンはすごかった。

共感

この作品、「不登校」や「いじめ」に関する描写がある。
しかもはっきり描かれている。

私が感情移入しやすいタイプなのかもしれないが、主人公たちの抱える辛さやその時の気持ちがとてもよくわかる。

自分だけ外される苦しみ。自分を迎え入れてくれる、自分を受け入れてくれる人がいる安心感。
これも共感できるのだ。

自分の行動を見て笑われる悲しみ。これもわかる。 

なので観ていて胸が痛むこともあったが、同時にその「生々しさ」に驚いた。
全て現実世界でも起きているのを知っているからだ。 

なぜ城?

これはあのシーンでわかるのだ。
転校しがちな萌と、主人公の「こころ」との会話のシーン。
そこに1枚の絵が登場する。
あの絵で「なぜ?」がわかる。
これは観なければわからない。
あの印も、その後のシーンでなぜアレなのかがわかる。 
なぜ城か、は知ると涙する。 

終盤

終盤のあのシーンはすごかった。と先に書いたが、
とても壮絶で、リアルなシーンがある。
よく闘ったなあ、と思うくらい壮絶である。

そしてエンディング。あの描写はずるい。泣かずにはいられない。
実際、エンディングのイントロから、緊張の糸がプツンと切れたかのようにボロボロと泣いていたのだ。


個人的感想

感想、終始泣いていた。ハンカチ必須とはこういうこと。
そしていろんな出来事に共感。
あと担任。アレはダメ。 
もうひとつ。あの台詞は笑ってしまった。し…おっと、誰か来たようだ。

かくして、観終わった後は目が腫れているかもしれない状況で劇場を出た。
そして、劇場を出た後に書店で原作小説を、配信で主題歌を購入。 
原作、とっても分厚い。年末年始の空いた時間に読もうと思う。
主題歌、歌詞に注目。

納得!

最初薦められた時は「どうだろう?」と思っていたが、観ていてここまで泣いたのは初めてである。
刺さる人には刺さる作品。私はかなり刺さった方だ。
周りに薦めてみようかな。