紅だあああああああああああ!!!

これだけ読んだ方、とうとうおかしくなったんじゃないかと思うのでないだろうか。
いえいえ、平常運転でありますぞ。
今回は、いま大きな話題となっている映画「カラオケ行こ!」の応援上映が行われるとのことで参戦してきた。
ネタバレになるかもなので読む際は注意されたし。

なぜ突然応援上映に?

他にもやってるところはあるのを聞いたことがあったけど、なかなかタイミングが合わず。
ところが、たまたまこんなポストを見つけたのだ。
なんとあの塚口サンサン劇場でやるというではないか。
これは行かない手はない、と発売開始後すぐにチケットを取ったのであった。
(なお全席完売のため当日券なるものは存在しなかった模様。)
塚口サンサン劇場とは…
阪急塚口駅前にある映画館である。
スクリーンは4つ。大きな映画館ではないが、映画ファンには有名な場所。
特に4番館で行われる「特別音響上映」は大きな話題を呼んだこともある。

ときどき、「場末の映画館」と劇場側は言っているが、映画好きからすれば、「聖地」ともいうべき場所である。

当日

直接劇場へ向かおうかな、と思っていたのだが、またまたこんなポストを見つけていた。 某カラオケ店(J)がある、と聞いたので喉を温めに向かうことにした。
ついでにチャーハンで腹ごしらえ。
喉を潤すためにオレンジジュースも飲んだ。
なぜその組み合わせなのかは、劇場で観るとわかるだろう。
何曲か歌い、最後はあの曲で締めた。
時間が迫る中、急いで劇場へ向かった。

劇場へ着いたところ、入口前に行列ができていた。
行列の正体が今回の参戦者だとわかり、改めて塚口の凄さを実感。

塚口ならではの「前説」

塚口サンサン劇場、特別上映の前には劇場スタッフによる前説が行われるようなのだ。
今回初体験であったため楽しみにしていた。
塚口のエラい人(戸村さん)が登場すると、なんと「少年時代」を熱唱。
この時点で確信。これはすごいことになりそうだ、と。
歌い終わった後、エラい人が話された。
4DXより塚口DXだ、と面白いことをおっしゃるなあ、と思っていたがこれも納得。唯一無二の空間なのだ。
また、場を盛り上げるために発声練習も。
「紅だあああああああああああ!!!」と。
エラい人の一言は「カスです」としっかりネタを使ってきた。

いつもやるというアンケート。本作を今日初めて観るという方も何人かいた。(塚口が初とは素晴らしい)
また塚口に来るのが初めて、という方もいたようだ。(塚口はすごいぞ)
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なお場内の様子。「」というのがまたすごいのだ。

上映開始

前説で場内の空気はアツアツになっているので、「映画泥棒」で盛り上がるすごい状況。
本編開始すぐ「カドカワー!」と黄色い声が聞こえるなど。
そのあとはいろんな声が聞こえてきた。
「紅」が始まると「紅だあああああああああああ!!!」と皆で叫び、また「たんぽぽの兄貴」のシーンでは黄色いペンライトが見えるなど一体感がすごかった。
誰かが少し失敗しても優しい声が聞こえてくる優しい世界。

また、終盤の「紅」は皆で歌いながら赤いペンライトを振る。これがもう圧巻。
もちろん曲紹介の時は「紅だあああああああああああ!!!」と絶叫。 「映画を見る部」のシーンが終わりエンドロールが始まった・・・
ところが、キャストの名前が見えた途端に感謝の声が聞こえてくる。やっぱり一味違うで塚口。
そしてエンディングの「紅」も皆で歌う。ものすごい一体感。

本編終了

本編終了後に全員で拍手。
今回は上映開始前にカメラマンさんが入っていることが伝えられていた。
そこで、全員で記念写真を。もちろん掛け声は「ハーモ“ニー”!」
それでみんなちゃんとやっているのもすごい。「客もプロ」とはこういうこと。
さあ、退場!と思った瞬間、場内で有志によってあるものの配布が。
ポケットティッシュのようだったが、その正体はこれであった。

ポケットティッシュの裏紙が劇中に登場するカラオケ店仕様になっているではないか。
しかも住所は塚口サンサン劇場。
数に限りがあったので入手できなかったが、こうして見るとやっぱりすごい。
「塚口だからこそ」なのかもしれない。

塚口のすごさを実感した

今回、塚口での特別上映に初めて参加してみたが、噂に聞いていた通りすごいものであった。
劇場の本気、観客の本気、場内の熱気、一体感。
うまく説明するのは難しいけれど、これだけは自信を持って言える。
「行けばわかる。すごい体験ができるぞ。」と。

他の作品で特別上映がある際はぜひ行きたいところである。