桃色ではなく、紅だあああああああああああ!!!
これだけ読んだ方、やっぱりおかしいんじゃないかと思うのではないだろうか。いやいや、お褒めの言葉ありがとう。
今回は、映画「カラオケ行こ!」の応援上映が「成田狂児大生誕祭」と称して5月5日限定で行われるとのことで参戦してきた。
ネタバレになるかもなので読む際は注意されたし。
前、行ってなかったっけ?
そう、前にも参戦経験はある。だが、こういう話を聞けば行かない理由はなかった。
そう、塚口サンサン劇場での「成田狂児生誕記念」の応援上映。「決戦の日?ちゃうわ、生まれた日や。」
— 塚口サンサン劇場 (@sunsuntheater) 2024年4月3日
狂児の誕生日を”紅”に染めよう!
成田狂児生誕記念!
紅に染まれ!『#カラオケ行こ!』絶唱応援上映
5月5日(日)開催決定!
※時間は後日
※チケット販売は5月1日(水)0時より
♬ハッピーバースデイを絶唱しよう!https://t.co/hUAVi97GWu#またツカグチ行こ pic.twitter.com/uVMpllXKN3
前回は満席になっていたので、今回も争奪戦が予想された。
結果は、やはり争奪戦。5月1日の0時10分頃にはすでに9割の座席が埋まっていた。
そして5月1日のうちにこんなポストが。
さすが。さすがである。【歌える映画館、満室のご案内】
— 塚口サンサン劇場 (@sunsuntheater) 2024年5月1日
5月5日(日)15:05の回 #成田狂児大生誕祭『#カラオケ行こ!』絶唱応援上映
は完売致しました。#またツカグチ行こ
塚口サンサン劇場とは…
阪急塚口駅前にある映画館である。
スクリーンは4つ。駅前に佇む小さな劇場ではあるが、遠方からくるお客様もいる。
3月16日に行われた「絶唱応援上映」では大きな話題を呼んだ。
ときどき、「おかしい映画館」と言われているが、この劇場については「おかしい」は褒め言葉のような気がしている。
当日
当日はもう一名と参戦。開場15分ほど前に現地着。待っていると他の参戦者がぞろぞろと。
なかには狂児と聡実くんの格好をしたコスプレイヤーさんもいるようで、「プロ」が集っていると感じた。
コスプレイヤーさん、どうやら地下の待合室で準備していたようだ。すごい、すごすぎる。
入場は一番最後に。開場の際にスタッフが「配布物は3つございます」とアナウンスしていた。
おや…?と思った。公式からアナウンスがあった入場者特典は「タトゥーシール」と「ポストカード」である。あとひとつはなんだろう。
と、思っていたら、なんと「カラオケ(J)のクーポン券」であった。
これはこれは、終わった後の打ち上げにどうぞ、と言っているようなものではないか。
劇場から作品に対する「愛」なんだろうな、と感じた。(観たらわかる)
Happy Birthday 狂児!
おなじみの前説タイム。 塚口のエラい人(戸村さん)は、「Happy Birthday」を歌いながら登場。戸村さんと一緒に、みんなで「Happy Birthday 狂児!」と大合唱。
前説の入りは「タイガー&ドラゴン」のサビ、としっかり本編のネタを使ってきた。
そしてアンケート。
「カラオケ行こ!」が今回初めてというめでたい方。
「応援上映」が初めてという素晴らしい方。(結構いたらしい)
「塚口サンサン劇場」に初めてきた、というすごい方。
戸村さんもおっしゃっていたが、「おかしい」人が集う劇場である。
が、これは「みんなわかっている」のだ。
レギュレーションの説明。
「きつい言葉は聡実くんにまかせて」といううまい言い方を…w
「成田狂児という人は『褒めて伸びる』タイプの人だ」とも。
ビブラートのクセが強すぎるところも完全再現。
やっぱり、「
お気づきだろうか。これは本編ではなく前説である。
最後はやっぱり発声練習。
「今日、劇場内を染めるのは、桃色ではなく、紅だあああああああああああ!!!」
の後、戸村さんのポケットからは金棒が登場。(ラーーーーーーーー!)
そしてもう一回。
「今日、劇場を染めるのは、桃色ではなく、紅だあああああああああああ!!!」
「成田狂児といえば、紅だあああああああああああ!!!」
「今日みんなが一緒に歌う曲は、紅だあああああああああああ!!!」
と前説の段階でアッツアツになっていた。
最後は「よろぴくーー!」と言いながら戸村さんは舞台袖へ。
いやはや、まだまだ前説なんだが、テンションはMAXである。
場内はこんな感じ。
ここまでして盛り上がっている劇場がどれくらいあるだろうか。
どうやら5月5日だけで117の劇場で応援上映が行われていたらしいが、おそらく前説付きでアッツアツにしたのはここだけだろう。
上映開始
マナー映像で手拍子が起き、映画泥棒で歓声が聞こえる。こんなすごいことが起きるのはおそらく日本でここだけ。
そして今日だけの「特別映像」が流れると黄色い声が。
しかしキャストの声はちゃんと聞く。
本編が始まるとすかさず「カドカワー!」と声が。
序盤から盛り上がる盛り上がる。もう楽しい。
そして「紅」が始まると「紅だあああああああああああ!!!」と皆で叫ぶ。
あとはペンライト。曲に合わせて変える人もいた。
(残酷な天使のテーゼ、なら紫、と言った具合。もちろん「紅」は「紅」に染めていた)
また、今回も「たんぽぽの兄貴」のところについては「黄色いペンライト」が登場。
一体感がとにかくすごかった。
そして、劇中に複数回ある「紅」が流れるシーン。「曲は」「紅だあああああああああああ!!!」と絶叫。
そう、これが「歌える映画館!」なのだ。【紅に染まった大生誕祭!】本日5月5日 #成田狂児大生誕祭 『#カラオケ行こ!』絶唱応援上映は激しく温かく優しさ爆発でした!とにかく狂児へのおめでとうの愛情と、作品へのリスペクト、そして、この日を皆で一緒に祝おうという思いやり、その全てが「紅」の絶唱から伝わりました!#またツカグチ行こ pic.twitter.com/SVLG86x7xQ
— 塚口サンサン劇場 (@sunsuntheater) 2024年5月5日
そして、ビルの上でのシーンが終わった後、エンディングへ。
そうすると「剛さーん!」や「斎藤くーん!」といった感じで声が聞こえてきた。
あとすごかったのが、エンディングの「紅」にある「コーラス」をやっている人もいた。
「紅」の大合唱が起きていたのは言うまでもない。
最後まで盛り上がる応援上映であった。
本編終了
本編終了後はもちろん全員で拍手。さらに記念写真。掛け声はもちろん「ハーモ“ニー”!」
そのあとは「時間が押しているので早めに退場を」のアナウンスが。【塚口サンサン劇場】@sunsuntheater
— 関西キネマ倶楽部 (@Kan_Cine) 2024年5月5日
2024.05.05
"カラオケ行こ!"
〈紅に染まれ!「カラオケ行こ!」絶唱応援上映〉
《#またツカグチ行こ #成田狂児大生誕祭》
コレが塚口の!
成田狂児大生誕祭だぁあァァアアッ!!!!
※映画を観ています
※撮影/掲載許可あり
※要写真タップ#映画カラオケ行こ pic.twitter.com/JX3ejnRc9M
それに加えて、「外にフォトスポットをつくっています」とのアナウンスも。
何事か!?と思って外に出たらこれである。
劇場側の「愛」がすごすぎると感じた瞬間であった。
大事なのは、「愛」やで。
今回の応援上映、参戦者の「愛」がすごすぎる場面をいくつも見た。まずはこれ。
なんと、成田狂児のオカン、カズコの着ているワンピースで来ている人がいた。見て〜〜ワンピ全く同じ(きむらさん(@tuning_ik )は袖カスタムしてらした)のダブルカズコ!!シアターで声かけてもらってめちゃくちゃ嬉しくて「カ、カズコ〜!!!!!」と叫んでしまった笑
— ルル (@luluonice) 2024年5月5日
きむらさんのカズコ、華奢で可愛かった🩷
この光景塚口さんならでは!#またツカグチ行こ pic.twitter.com/uLDpOp50IW
これだけではない。
劇中の聡実くんの服装を再現する人。明後日のドレスコード。
— ちひ (@Chihhi_E) 2024年5月3日
左で行って、館内だけ右になる予定。#またツカグチ行こ pic.twitter.com/skkw1WQWZ9
聡実くんのコスプレをする人。めっちゃ似ててすごい。夏の聡実くんと秋の聡実くん。
— ちひ (@Chihhi_E) 2024年5月5日
わちゃわちゃ楽しかった〜!🫶#またツカグチ行こ #成田狂児大生誕祭 #映画カラオケ行こ! pic.twitter.com/ISTuHOWASk
有志でグッズを作って配る人も。創意工夫のお土産、ほんまにありがとうございます。紅に染まったこのOREO(俺を)とか天才の発想🤣#またツカグチ行こ #成田狂児大生誕祭 #映画カラオケ行こ! pic.twitter.com/VpXCA8igeZ
— ちひ (@Chihhi_E) 2024年5月5日
ちなみに、このポストに写る「タトゥーシール」と「ポストカード」以外は有志のグッズっぽい。
しかし、「このOREO」とはうますぎるw
他にも、狂児のコスプレの人もいた。
「『愛』いうんは、与えるもんらしいで。」というセリフが劇中に登場するが、参戦者の「愛」の強さを見た気がした。
聡実くんが「何を与えるん?」と聞いていたことの答えが、ここ塚口サンサン劇場にはあった。
鮭の皮だけではない。いろんな人がいろんな方法で愛を与えていたのだ。
「プロ」が集う日本一の劇場のすごさ
今回で応援上映は2回目、「カラオケ行こ!」の鑑賞は5回目であった。(5月5日に5回目!!)あまりうまく説明はできないが、塚口だからこそ「プロ」が集うのだ。
塚口サンサン劇場、おそらく「日本一変わった劇場」だと思う。
これぐらいすごいことをやっていると、和田に
「お花畑が伝染しとる!」
「塚口サンサン劇場は終わりや!」
と言われてしまいそうだが、それさえも褒め言葉になってしまうのが、塚口サンサン劇場の応援上映だ。