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27日ぶりの宿泊

11/4の塚口以来の春の屋宿泊と相成った訳であるが、泊まりに行こうとしなかったわけではない。
11/7に宿泊しようと塚口へ向かったのであったが、タッチの差で窓口営業終了。
あと数分早かったらと悔やみながら帰路へついたのをはっきりと覚えている。

ところが11/17から京都の出町座で上映開始との報。
ようやくタイミングが合った12/1、27日ぶりの春の屋へ。

定員の約76%が埋まる

出町座は入り口横の券売機でチケットを買って、その後券売機前の窓口で作品と座席指定を行うシステム。
しかも教室ごとに用意されたラミネート済み座席表に売れた席は×印をつけていくというなんとも人間業でレトロなシステム。(褒めてる)
(出町座ウェブサイトではシアターのことを``教室''と表記している)

上映開始時刻丁度に到着、42席ある定員のうち約10席ほどしか空席はあらず、泣く泣く前方の座席を指定。 空席率23.81%となかなか埋まっているように思う。
もはやこの作品に劇場の規模など関係はなく、多い時間帯だと小さくても大きくても埋まってしまうのだ。 しかも子連れから老夫婦(60代以上?)まで見受けられた。

子供向け作品にしては客層がおかしい? いやいや、何度もいうがこの作品は子供向き、文科省は少年・家庭向きとしているが、内容的には全人類向きである。

いつ見てもハンカチは必須

入場時には予告編が上映中。
それから2分ほどで本編開始のため、開始5分ほどという短めの予告編上映時間。
久しぶりに来たからなのか、終始目から汗を流していたように記憶している。
クライマックスのあの衝撃シーンの後には数人のすすり泣く声が聞こえた。
私も我を忘れて目を赤くした。

小規模な劇場だからこそ、他の観客の反応をより感じ取ることができた。

出町座がめちゃ推してる

上映終了後は特に拍手は起こらなかった。
地下教室から1階へ上がる。
実は出町座、1階はカフェというかバーというか「出町座のソコ」という飲食店になっている。
そこで特別展示がなされたいたのだ。しかも出町座スタッフのコメント付き!!

あるところには、
突然のクライマックス!
畳みかけるような感動!!
あんな素晴らしいエンディング見せられたら涙が止まらない!! 
と書かれていた。的を射た素晴らしい要約。

さらには監督にまで言及。
高坂希太郎
監督はなんと
スタジオジブリの制作も
携わっている! 
宮崎駿、高畑勲監督
から受け継がれた
躍動感をぜひ味わって! 
すんごい推してるの。出町座ハンパない。
私も超おすすめであるが出町座の推し方はすごい。

そして、
子ども向けらしさもあるが
親世代にも心動かされる
まさに「全年齢向け
の代表作品!! 
とも書いてあった。これはすごく納得。本当にこの通りなんだもの。

さらにもうひとつすごいものが。

まさかプリンが食べられるなんて

そう、出町座のソコでは露天風呂プリンを提供しているのである。
しかも教室内持ち込み可能。 おっこと同じタイミングで食べるなんてこともできちゃうわけだ。 これが作品に登場するプリンと見た目そのまんま。 味も超美味。栗と黒豆があってカラメルはミルク味。

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これが噂の露天風呂プリンである。見るだけでも美味そうである。
濃厚な味わいで、甘さ控えめ。
説明しきれないので、一度食べてみることをお勧めする。(食レポ下手)
その際は観た後に食べた方が良い。

もうひとつのポスター

11月にワーナーマイカルシネマズ茨木で行われたトークショーの際に、「おっこが立っているバージョンと跳んでいるバージョンがある」と聞いていたが、どうも立っているバージョンしか見当たらなかった。
茨木でも、塚口でも。

ところが出町座でようやく発見。
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おっこが跳んでいて、周りをキャラが囲むという構成。
このポスターからあのクライマックスを誰が想像できただろうか。
ポスターは子供向け映画でありながら作品自体は大人も泣ける全人類向け映画である。
しかしこのギャップがまたいいんだよなぁ。

まとめ

1階で特別展を見て、一部撮影をしたのちにパンフレットをようやく購入。 おそるおそるスタッフと話をしてみる。
私「あの辺り(特別展)ちょっと撮らせてもらったのですが…」
ス「いやもう全然大丈夫ですよ」
なんということでしょう。
塚口といい、出町座といい、映画好きのためにある映画館はスタッフも素晴らしい。(他がダメというわけではない)
満足度300%で出町座を後にしたのであった。 

注!

今回の記事はネタバレを含みますからまだ観られていない方が読む際はご注意を。

突如、春の屋に連泊

11/3に春の屋に泊まってきたところであるが、間髪入れずにその翌日、何を思い立ったか連泊をきめた。
今回の宿は3度目の塚口サンサン劇場 

日曜の夜だからか、観客は約20名。昨日の逆、といったほうがいいかもしれない。
今回も、特別音響上映。

入場

開演7分前にシアターへ入場。例によってエンディングが流れていた。
中央通路側席は昼頃の時点で半数が埋まっていたことはわかっていたが、いざ入ってみるとほぼほぼ埋まっていた。
中央は見えやすいですからね。
開演から7分ほどで本編開始。

ハンカチ忘れるとやばいぞ

誰もいない家から出るときにおっこが言う「行ってきます」の一言。
帰ることがないであろう場所から出発する際の「行ってきます」の威力。
シュールなBGMと合わさって、、ホロリときそうな一面である。

「く、蜘蛛!」
虫に対する抵抗が強いところは都会っ子特有なのかもしれない。

毎度笑いそうになる「縁(へり)を踏まないように
いや、真面目に練習してるのはわかるのよ。けど笑えてくる不思議。

そして、
「普通なんて曖昧な物差しでお客様を計ってはいけないよ。『普通のお客様』なんて言い方は、『お客様を見てません』というのと同じ、もてなしに悖ることだよ。」
by 関峰子
何度聞いても感銘を受ける。
この考え方、もっと広まればいいのにといつも思うのだ。

その後の涙は感動か、それとも悲しみか。

時は流れ、寒い時期。
トカゲに対する反応の差は歴然。成長を感じる。

そしてやってきたあの一家。なんてこと…。
その後の衝撃発言…。始めのあたりの、自らの辛い体験が頭をよぎったのかと思わせる場面。 
そこから涙腺ダム決壊。 周りからもすすり泣く声が。

しかしあの男、なぜ最後までおっこを「お嬢ちゃん」と呼ぶのか。 不思議である。
どうやらわかっていたのかもしれないな。

そしてクライマックスに続く、おっこの大きな成長を感じさせる一言。
感動必至である。

(グローリー水領様はおばちゃんではないぞ、20代!)

なんと今回、あろうことかハンカチーフを忘れてしまいから流れる汗を止められず、首元を濡らしてしまう失態…。
観る時はハンカチ必須

余談。最後に拍手をしようとしていた人たちが数人。気持ちはすごくわかります。が、他がやっていないと…ね。難しいなぁ。

なぜここまで推しているの

それは、心が洗われ、不思議とすっきりとした気持ちになり、人に対する接し方、考え方が180度変わるといえるからであります。


まさかまさかの2日とも全く同じ回で全く同じ作品を観るという謎。
それでもストーリーは全部知っているはずなのに、不思議と泣けてくる名作。

若おかみ、恐るべし。
 

ようやく来れた5泊目

4日ぶり5泊目となる春の屋。今回の宿はやっぱり塚口サンサン劇場

前回来た際(10/30)は1桁しかいなかったのに対し、今回は土曜日の夜とあってか、7〜8割程度の席が埋まっていた。(ポストカード効果かな、と思ったもののそうでもないのかもしれない)
見渡してみると、年齢層はかなり幅広く。20代ぐらいの若手からご年配の方まで。

チケットを入手し、シアターへ向かう前にB1Fの待合室(シアターはB2F)で特別展示が行われているのを発見、一人中に入り見入る。

シアターに入ったのは開演5分前。
なんと開演直前までエンディングテーマシアター内で流すという粋な計らい。
2回目であるが、「さすが塚口」と思う演出。

なぜかわからないけれど、塚口で見ているからなのかなんなのか、目から汗が出るタイミングが早くなっている。良いことなんだけれども。

本編

前半は割と小さな笑い声が聞こえつつも、私は目から汗を流し続けた。
そして、後半に訪れる家族のあのシーン。
わかっているからこそ、それより前から泣けてくる。なんてこと…。
実際、それより前にすすり泣く声が聞こえてきた。
小学生に突きつけられる重すぎる現実。
自らをこのような状況に陥れた元凶の放つ一言。
最初の方に出てくる布団のシーンと、後半に出てくる同じシーンでは威力が10倍ほど違う。
そして現れるグローリー水領さま。

自分を取り戻し、最後におっこが言ったあの「一言」。
おっこ、いや、関織子の大きな成長を感じられる一言。

お神楽はまるで映画館で見ているのではなく、実体験しているかのようなリアルさを感じる。(特別音響ならでは)

本編終了後は拍手が起きた。拍手を送りたくなる素晴らしい作品。まるで「別格」。

濃密な時間

なんといっても、これが約100分というのだから驚きである。
季節の移り変わりの様子、おっこの成長の軌跡を約100分の作品で感じ取れる。
体感5分?いいえ、時間の流れは変わらないが、非常に濃密。
「この瞬間がずっと続けばいいのに」と思うぐらい濃密。

最後に、見ていて思いついた一言を記して締めくくる。
「おもてなしは、人の心を変え、あるいは人に大きな影響を与えることができる。」
by スーパーゆかり 

2日前にティーチインに向かったところであるが、先日から気になっていた塚口サンサン劇場に昨日、4泊目に行ってきた。

私が行った回はレイトショーなので観客は全員大人である。
しかし、117席あるうちの観客は私も含めてたったの7人。空席率94%
時間帯が時間帯だからアレなのかもしれないけれど、ちょっと少なすぎる気がする。 

到着したのが開演時刻から3分後。急いでチケットを入手し、入場。
 
塚口サンサン劇場は特別音響上映をやっているとのことで、期待していた。

結果は、期待を大きく上回る満足度


もうね、とにかくズンドコ
最初と最後のお神楽なんかほんとに迫力がハンパない
そして、あの衝撃シーン衝撃も3倍
おまけに感動も3倍と大大大満足。
そして、あのズンドコでジンカンバンジージャンプを聞いたらもうやみつき。
ワクワク感も3倍

すんごい地響きがするんだよね。それぐらいズンドコ。

あと今回注目していたのが、眼鏡
眼鏡をかけている人が3人(?)登場するのだが、その眼鏡の「度」がはっきりと表現されていてびっくり。
グローリー水領さまのサングラスを通して見たときの目眼鏡を通して見たときの目の違いがよくわかるぐらい。

そして、最後の方のあのシーンのショックも3倍
今回、これまでと比べて一番泣いたのではないかと思い返す。

映画の時間が90分らしいのだが、内容がかなり濃いから長く感じない。それくらい内容が濃密。


私、これまでシネコンでしか映画を見たことがなくて、塚口サンサン劇場は小さな映画館だと聞いていたので「ショボいだろう」と侮ってたのです。

が、いざ行ってみると昔ながらのレトロ感があって、けれどそんなにごちゃごちゃしておらず、ほんわかとしていて、映画にかける情熱をひしひしと感じた。本気で映画が大好きな人たちの集う映画館だと感じた。


 かくして、上映期間内にもう1泊すると宣言したのであった。

 (若おかみの特別展を見るのを忘れたのが心残り…。)

さて、昨日の朝にオススメのポイントを書いた「若おかみ」であるが、

ワーナーマイカルシネマズ茨木において製作陣によるトークショー・ティーチインが行われるとのことで、春の屋3泊目にいってきた。


 開演20分前に到着。
自動発券機に手こずるもスタッフ窓口で発券。

意外や意外、日曜の朝にも関わらず9割の座席が埋まっていた。
よかったなあ、おっこ。

喉の渇きを潤すためのドリンクだけを入手し、もぎりを通過しシアターエリア内へ。 
一番奥の6番スクリーン。(ここは10番まで存在する)

すると入り口の前で撮影をする人がちらほら。
ポスターと、上映作品を表示するモニターを撮っていたようだ。


中に入るとほとんどの座席が埋まっていた。
子連れよりやはり「大きいお友達」が多かったような印象。
私よりもひと回り、いやふた回りぐらい上の方々もちらほら。

開演時間になったが、やはり予告編が続く。
今のワーナーマイカルは割と予告編が長い
今回も開演時刻から10分ほど流れていた。

10分経ってようやく本編。

いつものところで泣き、いつものところで笑い、最後はやっぱり号泣。

今回はエンディングの絵にかなり見入ってしまった。素晴らしい。

私は3泊目であるが、今回だけなのか、本編終了後に拍手が起きた
私も周りに合わせて拍手を送る。
最初に観たときからどうしてもやりたかったので、今回その願望が叶った形である。


興奮冷めやらぬ中、トークショーの準備が進められてゆく。

数分後、トークショー開始。まずは司会の前田さんが挨拶を。
その後、高坂監督、齋藤P、豊田Pが登壇。

はじめのアナウンスで驚いたのが、このトークショー、写真撮影可なのだ。
SNSで話題になったこともあり、それをむしろ良い方に捉えたのだろうか。
なんにせよびっくりである。

スポットライトを浴びる監督たち。
(監督が「眩しくて全然見えない」と仰ったため、ライトの位置が少しずらされる)
監督が見た限りでは「大きいお友達」が多いように見えたらしい。
確かに多いんだけれども。

まずは受賞報告
監督自身は国内向けにしか作っていなかったため、海外であのような賞をいただけるとは思ってもいなかったらしく、喜んでいる様子がうかがえた。

そして裏話もたっぷり。
監督のお話の中にあったのは、「ここは大々的にポスターを貼ってもらってありがたい」とのこと。
確かに、柱2本、各面に2枚ずつ、だから2枚×4面×2本と計16枚のポスターで柱2本がジャックされている。
劇場側がいかに推したいかがよくわかる。

そのあとは観客からの質問。

ひとつだけ載せてみる。

Q:原画集出した方がいいのでは・・・。
A:初めから出そうとは思ってはいたけれども、この評判を受けてオファーがきている。より良いものを届けるべく鋭意検討中である。


その他複数の質問があったが、すべて作品の内容についてであったため、ここではネタバレを防ぐため割愛する。

前田さんが驚いていたのは、今回初めて子供からの質問が出たこと。
どうやら、これまでは「大きいお友達」からの質問しかなかったようだ。

最後はフォトセッション。

監督とPたち、そしておっこのパネルと4人のショットが撮れた。
皆満足。

最後に一言ずつ。
監督は茨木市に興味を持っていた模様。

その後拍手で送られながら退席された。


やっぱり、何度見ても飽きない。そして泣ける
ストーリーを知っていると、視点が変わる

何度見てもおっこのひたむきさに元気をもらう。
おかみのどんなお客様にも礼を尽くす誠実さ、グローリー水領様のやさしさ

そういえば、本編中においてグローリー水領様が「年の離れた友達」という場面があるが、真の友人であると確信させるシーンが本編内において登場する。

観た人はわかるかもしれないが、そう、あのシーンである。

とにかく、満足。

近いうちにもう1泊。塚口で観たい。
関西初のトークショー回を逃した雪辱を晴らすべく、塚口へ向かいたい。

(劇場名が違うといったツッコミは無しでお願いします。あそこは元々ワーナーマイカルであるので、変わらない呼び名で呼んでいるだけであります。)

なぜ私がここまで推すのかと聞かれる前に書いておく。
それは、観ないと損をするぐらいの素晴らしい作品」だからである。


回し者か?いや違う。
見ればわかるが、人に対する考え方が180度変わることだろう。 

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