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りゅうかさぶかるフェスタに出展

2023年11月12日、神戸・学園都市で開催されておりました「りゅうかさぶかるフェスタ」に出展しておりました。
今回はそのウラ話です。 続きを読む

グルメシティ北鳴尾店、惜しまれつつ閉店

去る2023年9月30日、兵庫県西宮市にあるグルメシティ北鳴尾店が閉店。
今回は閉店日の様子についてレポートする。

店齢53歳の大往生

北鳴尾店がオープンしたのが1970年11月14日。実はあの京橋店より年上なのだ。
当時は「ダイエー北鳴尾店」としてオープン。今となっては数少ない店コード100番台のお店である。
(北鳴尾店の店コードは0199)
店齢53歳、お店としてはかなり高齢だ。
(注:店舗年齢を略して店齢[てんれい]と呼んでいる)

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この場所で街を見守り53年半以上。

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オープン当時はお隣も空き地だったみたいである。

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ここを何人のお客様が通ったのだろう。

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閉店日当日、2階にはレジはなかったが、レジのあった場所を見つけることができた。

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昔の店舗の写真。
これはお客様からの「店長への直行便」への投書をきっかけに貼られていたものである。

【店長への直行便】
店長への直行便とは、文字通りお客様から店長へ意見や要望、苦情などを伝えることができる投書箱である。
「お客様は最高の教師である」と中内CEOはある年の入社式の挨拶で新入社員に向けて語っているが、この直行便に投書されたお客様の声から学ぶこともあるのだろう。 

店長から

店長さんは閉店間際に店舗入口付近に登場。
あるときは地元のお客様から声をかけられ、またあるときは女子高生から声をかけられていた。
アルバイトだろうか。

閉店時間が近づき、店舗前で挨拶を待つお客様の様子を見ては涙ぐむ一面も。
そんな誰からも愛される店長からはこんな挨拶があった。
今回もテープおこしスタイルで。
どうも改めまして店長の●●です。
53年間のご愛顧ありがとうございました。
えー、ちょっと老朽化には勝てませんでした。
8月16日、朝の8時15分。
(電気系統の)部品がやられて停電しました。
台風で頑張った翌日でした。
それにもなんとか耐えて、この9月30日18時営業終了を迎えることができました。
えー、まあ老朽化とはいえども、私の力が及ばなかったこともございます。
もうそこは、従業員もお詫びしてますし、お客さんにもお詫びしたいと思います。
申し訳ございませんでした。(道路の向こう側に向かって)申し訳ございませんでした。聞こえますかー?
(お客様から「聞こえないって」と言われ)聞こえないですか?もうこれ以上無理でーす!
えー従業員各々、近くのダイエー、グルメシティへ行きます。
そこで、何卒うちの従業員、かわいがってあげてください。
本当にありがとうございました。
(道路の向こう側に向かって)聞こえましたか後ろの方ー! 

 - 北鳴尾店閉店の挨拶 
店長の人間性が窺える挨拶。
どこまでも気遣いのできる方。
地元の方に愛される理由がわかった気がする。

なお挨拶の後は「シャッターがないのでこのまま失礼します」と従業員と共に店内へ。
…と思いきや、店内にシャッターがあったので閉めることに。
(お客様から「シャッター閉まらんのかい!」というツッコミがあったのもある) 

最後は手を振って笑顔でお別れ。 

その後は従業員が集まってレジ横で集合写真を撮っていたようだ。
もちろん真ん中には店長

笑顔と、お客様に対する誠実さからはダイエーマンらしいオーラを感じ取ることができた。

北鳴尾店の立ち位置

先述した通り、北鳴尾店は数少ない店コード100番台の店舗である。
さて、どれくらいの立ち位置にいるのかというと、
店コードで考えた時にダイエー社内では現役店のうち4番目に歴史の長いお店である。
1番長いのがグルメシティ西明石店(0113)、2番手がグルメシティ西大島店(0156)、3番手がグルメシティ本山(もとやま)店(0174)、そして4番手がここグルメシティ北鳴尾店(0199)である。

ちなみに、株式会社ダイエー運営店舗で北鳴尾の次に歴史が長いのはグルメシティ小林店(0211)である。
なお、屋号が変わってしまった店舗を含めると西明石と西大島の間には今池(0127)が入る。 

地元から

北鳴尾店、地元の方が本当にお店のことに詳しそうに感じた。
一般的に店舗の営業終了の際は応援がくることもあるようだが、「前おった副店長さん、応援に来てはるみたいやわ」とお店の幹部を覚えている地元のお客様もいた。
これはマダムだけではない。若者もだ。
「●●さん知ってる」とか「よく見かける」など。
監視社会?いやいや、その地域に住んで地域のお客様のために頑張っているからこそお客様に覚えられているのだ。
本当に印象が悪かったら声なんかかけてもらえないだろう。 

実践

店長の様子を見ていると、ダイエーグループの誓いが頭に浮かんだ。
「人を愛し、店を愛して、日々美しい努力を続けます」 
これを実践しているように見えた。
お客様のために、従業員のために。美しい努力を続けてこられたのかもしれない。

[参考]
ダイエーグループの誓い

私たちダイエーグループの従業員は次のように誓います。
  • 一、この仕事を通じて、お客さますべてのより豊かな暮らしに奉仕致します。
  • 一、真心を込めて、よい品をどんどん安く売ることを働き甲斐と致します。
  • 一、人を愛し、店を愛して、日々美しい努力を続けます。
ありがとうございました。 
さて、北鳴尾店でも唱和されたことがあるだろうダイエーグループの誓い。
いま言える現役従業員は何人いるだろうか…。 

こみっく★トレジャー42に出展

2023年1月15日、大阪・南港で開催されておりました「こみっく★トレジャー42」に出展しておりました。
今回はそのウラ話です。

楽しみなあまり眠れず。
集合場所にてスタッフと合流、 会場であるインテックス大阪へ向かう。
インテックス大阪内のコンビニで腹ごしらえをしつつ休憩。
休憩後、入場。
今回からはb2-onlineの入場認証もなくなった為、サークルチケットを渡したらそのまま入場であった。
(ちなみに、入場認証のためにつくられたシステムは、別のイベントで「認証すると入場無料」とするシステムへ応用されているらしい。GPSで位置情報の認証をしているようなので基盤は同じかも。すごい話だ。) 

スペースに到着。
斜向かいにはFani通でお世話になったF会さんがいらっしゃった。

設営を早めに終わらせ、フォロワーさんのサークルへご挨拶。
戻ってきたところでおもちゃの兵隊さんのマーチが聞こえてきた為、正装へ。

開会後

開会後は壁サークルへ向かう人の流れを見つつ、弊サークルへお立ち寄りいただける方を待った。
開始4分で1人目。過去2番目の記録を更新。
その後16分後に2人目、1分後に3人目、立て続けに4人目と11時台だけで10人の方にお立ち寄りいただいた。
その後もたくさんの方にお立ち寄りいただき、新刊、既刊合わせて29冊を頒布。不安定の安定史上過去2番目、こみトレ出展時の頒布数としては過去最高である。 
(第3弾[神戸市営地下鉄]、8冊、第5弾[新刊]、21冊。こちらもこみトレ出展時においては最高記録である。)

予算

今回も頒布物全ての価格を同じ価格へ設定。
キャッシュレス決済は新たなサービスを導入。これは後ほど。
予算は頒布物全体で10冊、新刊だけでも10冊に設定。
結果、頒布物全体での10冊はわずか53分で達成。新刊だけで10冊も57分で達成。
いずれも不安定の安定史上過去最速記録の更新である。 

COVID-19対策

弊サークルでは今回も、まだまだ収まる見込みのないCOVID-19感染拡大防止のために様々な対策を実施していた。
前回に引き続きキャッシュレス決済の推進である。
こちらはこれまで使えていた各種決済に加えて、同人サークルでは初めて「イオンペイ」 を導入した。
また、今回もブースにアルコール消毒液を設置。
大阪発の化学メーカ、「サラヤ」の業務用製品を採用し設置。
弊サークルは5類になっても有効な対策を取りやめる理由はないため継続して設置している。
ただ、あまり消毒されている方はいなかったように思う。

そして今回もC102に引き続き見本誌は通常通り設置。
ただしカバーをつけて設置。リスク低減のためである。

さらにはキャッシュレス決済を推進するための割引施策、こちらは名称を「キャッシュレス優待」と改めて継続実施。 
こちらはキャッシュレス決済をご利用の方限定で5%OFFとなる施策である。 もちろん今回から導入した「イオンペイ」も対象。
キャッシュレス比率はちょうど50%であった。
こちらも継続していきたい施策である。

総括

反省点、良かった点はTwitterに投稿済である。


反省点

  • ラリーチップの渡し忘れ
こちらは運営から配るようにと降りてきていたチップ。
どうやら5枚集めると景品がもらえるとのことで、サークル側へ「配布するように」と配られていたものであった。
最初にお立ち寄りいただいた参加者様の会計を終わらせた後、渡し忘れに気づく。しかし参加者様はもう雑踏の中。 
次があるかはわからないが、配布すべきものがある場合は開会前に確認しておくことにする。

良かった点

  • 新刊既刊ともに好調
先述の通り、多くの方にお求めいただくことができた。感謝である。
  • イオンペイが大きな話題に!
先述の通り、弊サークルは同人サークルで初めて「イオンペイ」を導入した。 
会計の際にも「現金、クレジット、イオンペイがご利用いただけます」といった具合に激推ししていたのだ。
ご利用いただいた方は「ちゃんとできるかな」とドキドキ。
決済完了画面が表示された時には大変驚かれていたのを覚えている。

さらに、こみトレ名物の「mo-wave(モウェーブ)」でも読み上げていただいた。
読んでいて驚かれていたように記憶している。

おそらく今年の冬の即売会では他にも導入サークルが出てくることが予想される。
なので、弊サークルが「唯一使える」とは言えなくなる。
が、「同人サークルで初めて導入した」という称号は言い続けることができるのだ。 

スタッフと話していて感じたのが、「これこそが『中内イズム』だ!」と。
CEOはなんでも1番にこだわったという。そのためダイエーは多くの「日本初」を持っている。
イオンペイも同人サークル第1号は「不安定の安定」ということになるので、中内イズムといえよう。

  • 指名買いされる方あらわる! 
弊サークルのスペースへ訪れるやいなや見本誌を手に取ることなく「新刊ください!」と仰ってくれた参加者様がいた。
つまり、弊サークルの本を知っていて買いに来たいわゆる指名買いというものだ。 
こればかりは感謝、感謝である。

  • 決済手段の多さに驚かれる 
弊サークルはクレジットカードや電子マネー、コード決済などを合わせると40種類以上の決済手段がご利用いただけるようになっている。
POPを見て驚かれる参加者様がいたのだ。
決済手段の多さも弊サークルの名物である。ぜひいろんな手段を利用して決済いただければと思う。

  • 若年層にも手に取っていただけた
実は弊サークルの作品は内容ゆえにお求めいただく方の年齢層が高かったりする。
そんななか、若い方で興味を持ってくれた参加者様がいた。 
弊サークルはより多くの方にダイエーがまだあることを知ってもらうことも活動の目的にしているので、これは大変嬉しかった。
弊サークルは老若男女どなたがお立ち寄りいただいても快く対応するため、気になったらふらっとお立ち寄りいただければと思う。 
  • キャッシュレス決済多数!
これは比率を確認したところ、ピッタリ半数がキャッシュレス決済であった。
詳細はまだ確認できていないが、コード決済もそれなりにいたように感じている。
弊サークルはキャッシュレス決済手段の多さも強みであるため、今後も積極的に推進していきたい。 

実はTwitterに書いていないが良かったことはもう一つある。
  • 本物のダイエーマンあらわる!? 
実はこれ私なのです。
弊サークルのスペースへお立ち寄りいただき、本をお求めになられた方。
会計時のやりとりを思い出してみてほしい。
「千円頂戴いたします。
「割引になりまして○○円頂戴いたします。

これは「○○円になります」でよいのでは?と思う方もいるかもしれないが、あえて「頂戴いたします」と言っていた。

実は、「頂戴いたします」というのは店舗で実際に使われている応酬話法なのだ。 しかも現役で。
そして、会計を終えたら「ありがとうございます」と頭を下げる。
側から見たら本物のダイエーマンに見えているかもしれない。 

そう、中途半端に推しているだけではなく本気なのだ。
ここまでやるか?と驚かれるかもしれないが、中途半端だとかえって失礼にあたるため本気でやっているのだ。
最後に頭を下げる。これは中内CEOの教えである「声出せ、顔出せ、頭下げ」の実践である。
(fromCEOに載っている)
ゆえに誰も来ない間も通りかかる方がいれば「いらっしゃいませ」と声を出し続けていた。

と、まあ特殊なサークルではあるが、中途半端ではなく本気であることを記しておきたい。

まとめ

皆様のおかげで史上最速かつ記録更新で予算達成という大きな成果を出すことができました。
弊サークルのスペースにお立ち寄りいただいた参加者の皆様、また各種ダイエー本をお求めいただいた皆様、本当にありがとうございました。

おまけの話

今回、初めて「mo-wave(モウェーブ)」でリクエストを出してみた。
実は、CDを持ち込めば館内で流してくれるというありがたい施策をやっている。
館内で流れていて「おっ!」となった方もいたようだが、「メリーゴーランド」をリクエストをしたのは私である。
結果、劇場で聴くのとよく似た聞こえ方だったのだ。

次回出展時は・・・と考えてはいる。
また、今回もメロンブックスの担当者より委託の案内をいただいた。
新刊、既刊ともにすでに頒布開始している。

不安定の安定 ショップ - メロンブックス 

なお、既刊については完売次第頒布終了となるためご希望の方はお早めにどうぞ。

次回出展は来年1月のこみトレ43で検討中。
現時点でお伝えできるものはないですが、決まり次第私のTwitterおよびダイエー本特設サイトにてお知らせいたします。 

ダイエー長吉店、惜しまれつつ閉店。

去る2023年8月31日、大阪市東部にあるダイエー長吉店が閉店。
今回は閉店日の様子についてレポートする。

別の敷地に駐車場棟がある特殊立地

長吉店は1987年3月30日オープンの店齢36歳。1987年といえば今年劇場版の新作が公開される「シティーハンター」がテレビで放送された年。
あの「Get wild」が生まれた年でもある。

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元々は駅前の再開発により建てられたお店である。

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これがその証。

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エレベータのサインはダイエー矢印。

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駐車場棟にあったオレンジエスコート作戦のジャケットではないおじさんの看板。これは珍しいものだ。
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店内は一部改装されて綺麗になっていた。しかし閉店。


閉店の挨拶

今回、セレモニーらしいセレモニーはなかった。
と、いうより挨拶があまりにも短く切り取るところがないため、ここに全文を掲載する。
みなさん、閉店のため、こんなに多くの方にお集まりいただきまして誠にありがとうございます。
ダイエー長吉店として1987年3月にオープンいたしました。
もしかすると、この中でもダイエーの開店の時、お店に来られた方、いらっしゃるのではないでしょうか。
(周りを見渡す店長)
ありがとうございます。
まあ、そういったお客さまに支えられましてこの37年間、無事営業することができました。
本当に、ありがとうございます。
私は、あの、店長をさせていただいてここで5店舗目になります。
えー、それこそ、朝、昼、晩。決まったお時間に、毎日、お顔を見せてくれるお客さま。
複数いらっしゃいます。本当にそういった、お客さまに支えられてね、しっかり営業できた。ということで、改めまして、感謝申し上げます。
明日からはもう、お店がなくなってしまいますので、お買い物するところがございません。
本当に申し訳ございません。
また、お買い物だけではなく、お友達とおしゃべりする。
まあそういった景色も明日から、見られなくなると思うと、 本当に残念で仕方ありません。
これからは、平野区には「喜連瓜破駅前店」がございますので、ぜひそちらのお店、この長吉と同じように、ご愛顧いただきますように、お願い申し上げます。
最後になりましたけれども、今日、暑い中こんなにお集まりいただいて、ありがとうございます。
皆様方の、ご健勝とご多幸をお祈りして、ご挨拶とさせていただきます。
本日は、本当に暑いところ、こんなにお集まりいただきまして、お見送りいただきまして、ありがとうございます。 

 - 長吉店閉店の挨拶 
テープおこしに近い感じで全文を記したが、何か気づくことはないだろうか。
実はこのお店、「閉店する」とは言っていたものの、「閉店の理由」が最後まで明かされることはなかったのだ。
どこかで映像をご覧になった方や、現地にいた方はわかるかもしれないが、挨拶の終盤に閉店を知らず買い物に来て、従業員に止められた地元住民と思しきお客さまの怒りの声が聞こえたのだ。
なんで買い物でけへんのや!」と。 

よく考えたら、最寄駅となる出戸駅のすぐ近くには代わりになるスーパーはない。
これを読んで地図を見たそこのあなた。「自転車で行ける距離ならあるんちゃう?」
いや、駅前にあることが重要なのだ。
出戸駅前にダイエーがオープンすると聞いてマンションを購入した人もいると聞く。
歩いて買い物に行けるというのはひとつ利点なのだろう。

お店は誰のためにあるのか?

さて、閉店の理由を最後まで明かすことなくお店を閉めた長吉店。
ここで考えてみよう。
お店は、誰のためにあるのだろうか。
会社のためだと答えたら、それは会社都合でお客様のことを考えていないことになる。
お店は、お客様の為にあるのだ。 
これはいろんな人が言っているが、ダイエーグループ総帥である中内㓛CEOも同じ考えだったといわれている。

ダイエーが昔あまり閉店しなかったのはこの考え方があるからともいわれている。

また、それを裏付けるものとしてダイエーグループの飲食業態であった株式会社ハブの太田社長もこう仰っている。
中内さんからの教えでもあります『店はお客様のためにある』との考えを私は持っています。
一度出した店には、お客様に対する責任が生じます。従って撤退も安易にするべきではないのです。
今回の閉店、お客さまには閉店理由が明かされぬままであるが、お客さまに対する責任を果たしているといえるのだろうか。

余談

このお店には2023年8月現在で大阪市内唯一となるドムドムハンバーガーがあった。
館の閉店に伴い、ここも閉店。
大阪府内はついに3店舗まで減ってしまった。(吹田、深井駅前、津之江FC)
昔はもっとたくさんあった。
もちろん京橋にも。金剛にもあった。
ドムドムハンバーガーを探して、遠くまで行かねばならなくなっている。
ぜひとも大阪市内に再出店してほしいところである。 

コミックマーケット102に出展

2023年8月13日、東京・有明で開催されておりました「コミックマーケット102」に出展しておりました。
今回はそのウラ話です。

会場最寄駅から数駅離れたところへ宿を取り宿泊。
朝は早く起床。(モーニングコールを活用)
大きい荷物を東京駅のコインロッカーへ預け、ゆりかもめで合流場所へ。
(時間は…ry)
スタッフと合流後、急いで東京ビッグサイトへ入場。
入口ではサークル通行証の確認とリストバンドの交付が行われていた。
ブースへ向かう途中に搬入物を受け取り、ブースへ。
場所は東2ホールのW-21a。なんとお誕生日席である。 

時間が迫る中設営を完了。
今回は大型バナー設置のためいつもより少しだけ時間がかかった。
10:15、C102の2日目初の一斉点検。

開会直前に頒布にかかるオペレーションの読み合わせを実施し開会を待つ。

10:30、開会!!

開会後

開会後は壁サークルの様子をうかがいつつ、弊サークルへお立ち寄りくださる方を待った。
開会から19分ほどで1人目、それから10分後に2人目。そのあと15分ほど後に3人目。
以降間隔は開きつつも多くの参加者様が訪れてくださり、新刊、既刊合わせて39冊を頒布。
しかも既刊の「京阪沿線編」「阪急神戸線・宝塚線沿線編」に加え、コミケ用に割り当てていた新刊完売
これは弊サークル発足以来の新記録である。 

予算

今回は売れ行きの見込みがわからなかったため全体で10冊、
また新刊だけでも10冊へ設定。
予想を超える冊数をお求めいただき、頒布物全体で10冊は1時間53分、新刊の10冊も2時間22分で達成
時間はかかっているが、未達ではないので問題はない。 

COVID-19対策

弊サークルでは今回も、5類感染症となってもリスクは変わらず、じわじわ増えているCOVID-19感染拡大防止のために様々な対策を実施していた。
まずは前回に引き続きキャッシュレス決済の推進である。
こちらは現金で支払おうとしている参加者様へ「キャッシュレス決済」だと優待が受けられる旨声掛けを実施した結果、ほとんどの方がキャッシュレス決済へ切り替えられた。

また、今回もブースにアルコール消毒液を設置。
毎度お馴染み、大阪発の化学メーカである「サラヤ株式会社」の業務用製品を採用し設置。
今回はほとんどの参加者が消毒を行っていなかったと記憶している。
とはいえ有効な対策を解除する理由はないため、今後も引き続き設置を続ける。 

キャッシュレス決済を推進するための割引施策は「キャッシュレス優待」へ名称を変更し継続実施。
これはキャッシュレス決済をご利用の方限定で5%OFFとなる施策である。
キャッシュレス比率は全体の75%であった。 
これはようやく安定したように思うため継続実施する。 

総括

反省点、良かった点はTwitter(X)に投稿済である。



反省点

  • 通信回線トラブル
開会から1時間53分が経過した12:23頃、クレジット決済端末が通信エラーで決済失敗する事象が発生。
交通系決済に使用している端末で処理を試みるも通信エラーが発生。
原因はモバイルルーター決済端末およびPOSとの通信異常が起きていたこと。
根本原因はわからなかったが再接続を実施したところ復旧。
結果として参加者様を長くお待たせする事態となった。
心優しい方であったため温かく見守ってくださったが、弊サークルの決済処理に関わる重大なインシデントであると考えている。
今後は障害が起きた際により迅速に復旧できるよう努める。

  • レシートロール交換時の向き間違い
こちらについてはレシートに赤い帯(=残りわずか)が出ていることに気付いたためレシートロールを交換。
その際に向きを誤り、印字面ではない側をセットして印字
すぐ向きを変え再印字をかけたが、これはテスト印字をしておけば防げた初歩的なミスである。
今後はレシートロールを交換する際は必ず何らかのテスト印字を行う。 

良かった点

  • 服装で驚かれる
今回はいつもの「福岡ダイエーホークス」のハッピに加え、途中で緑色のポロシャツへ着替えた。
その緑色のポロシャツ、表面は無地で胸元にポケットがあるだけなのだが、肝心なのは裏側である。
裏側上部には「SERVICE STAFF Daiei」と記載があった。
これはとあるオークションサイトにて入手した「本物の制服」である。
が、どこで着用されていたのかは不明である。
(弊サークルの副支配人によると、カート回収などを行っていた店舗スタッフが着用していたものではなかろうか、とのことであるが真相は不明である。)
 
他のサークルのブースを訪問した際にも着用していたが、懐かしさを感じていただけたのであれば嬉しい限りである。
  • 多くの方が訪れてくださる
今回は本当に多くの参加者様が立ち寄ってくださった。
初めてお会いするフォロワーの方もたくさん。
もちろん、午前に来た方、午後に来た方さまざまであったが、ちゃんと挨拶はできたので良かったと考えている。
お越しくださいましたフォロワーの方には心から感謝しております。
ありがとうございます。

  • コミケ用に割り当てた新刊完売
こちらは先述した通り、今回出した新刊が完売したというものである。
開会前にメロンブックス通販委託分、見本誌分、コミケ頒布分と分けていたが、
メロンブックス通販委託分および見本誌分を抜いた分をコミケ用とした。
ところが、これが閉会7分前に完売となった。
新刊がイベント中に完売するというのは初めてである。
お求めいただいた方に心から感謝申し上げる。

…なお、最後に来てくださった方の分はなんとかしているので問題はない。 

バナーで目立つことができた

今回は当選が判明し配置を確認した際に島の端である「お誕生日席」であることを確認した。
スタッフと協議し、「目立たせないといかんなあ」となったため急遽バナーの作成を決定。
イラストについては禊名 莉乃亜先生に描画を依頼。
イラストが届いた後にこちらで編集を加えたところは右上のロゴを追加したのみ。
それ以外はそのまま。
結果、とても可愛く目立つバナーができた。
なお、写真では片面であるが実際には表裏で2枚掲出していた。
背景の写真は大阪にある「ダイエー曽根店(0227)」である。
しかも、元の写真は曇り空であったがこちらから先生に「良い感じにお願いします」とお伝えしたところ青空となって届いた。
とても素晴らしいイラストであったため、急遽予定を変更し新刊の表紙にも採用。
ようやく同人誌らしい表紙とすることができた。
(イラストを表紙にしたのは第1弾の歴史本以来)

閑話休題。
今回バナーを作成し掲出したことによって遠くからでも見つけていただくことができた。
今後のイベントでも掲出予定であるので、バナーを目印に見つけていただきたいところである。 

  • キャッシュレス決済多数 
今回はいろんなキャッシュレス決済をご利用いただいた。
呼びかけをしっかりやったことで比率がアップ。
お互いにメリットがあるので今後も継続して呼びかけていこうと考えている。

まとめ

皆様のおかげで史上初の完売という大きな成果を出すことができました。
弊サークルのブースにお立ち寄りいただいた参加者の皆様、フォロワーの皆様、また各種ダイエー本をお求めいただいた皆様、本当にありがとうございました。 

おまけの話

今回はメロンブックスの担当者より委託の案内をいただくより前に新刊の予約対応をお願いしていた。
が、前日までに事前予約分は完売追加分を委託しているため予約いただくことができるようになっています。 

不安定の安定 ショップ - メロンブックス

なお、諸般の事情により2022年8月31日をもってboothでの頒布は終了しているのでご注意ください。
次回出展予定は2023年9月10日に大阪・南港で開催される「こみっく★トレジャー42」です。
詳細は決まり次第私のTwitter(X)およびダイエー本特設サイトにてお知らせいたします。

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