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本年もお世話になりました

2022年もまもなく終わりを迎えようとしています。
本年もご愛顧いただきありがとうございます。

初のコミックマーケット

本年の大きなトピックとしては、初めてコミックマーケットへ参加したことであります。
多くの方にスペースへお越しいただいたことにより、ダイエー本第3弾含め多くの方にダイエー本をお届けすることができました。
知っているあのお店、どうなっているんだろう?知りたい!との思いから執筆しましたが、出版後の反響は非常に大きかったように思います。

ダイエーについて

本年はダイエーの屋号増減が少なかった年でした。
閉店は1店舗ですが、黒塗りの新店が2店舗、ダイエー屋号での新店が2店舗あります。4増1減です。 閉店については老朽化もあろうかと思いますが、そうではない理由の場合は買い支えに対する啓発の不足が要因であると感じています。
継続的な買い支えが、身近なお店を守ることにつながります。
少しでも大丈夫ですが、続けてください。
皆様のご協力をお願いいたします。

ダイエーへの感謝

ダイエーは今年3月に社長が交代、その後についてはダイエーを段々と盛り上げる施策を連発してくれている。
例えば創業祭、通常は9月の1回のみだが、複数回行われている。
ダイエーが盛り上がるのはとても嬉しいことである。
65周年の今年、ダイエーが盛り上がったのはファンとしても大変嬉しく思っている。
来年も、ダイエーでよい品を安く、そして楽しく買い物ができるよう願っている。

2022年について

2023年についても、「ダイエーなんてもうない」という人を一人でも減らすために尽力したいと考えています。
また、1月にはダイエーに関する同人誌第4弾の頒布開始を控えております。
2023年も精進して参りますので、ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。

2023年もご愛顧いただき、誠にありがとうございます。 それでは、皆様どうぞ良い年をお迎えください。

残りわずか

2022年も残り6時間を切った。
今年も激動の1年であったダイエーを振り返る。


1月 特に動きはなかった。

1月。ニュースリリースなどを調べたが大きく動いたことはなかった

 

2月21日 ダイエー社長交代発表。

2月21日、ダイエーの社長の交代が発表された。
西峠泰男氏。なんとこの方、2020年3月までベトナムにいらっしゃった。
それが数年後にはダイエーの社長である。
この時はまだ、どのようなことをしてくれるのか全くわからなかった。

一方、社長退任となった近澤靖英氏は、2015年2月、ダイエー解体の直前に社長に就任。
モッくんの再雇用をはじめ、クリスマスソングの制作など数々の功績がある。
 思い返せば、近澤氏の社長就任の数ヶ月前に「ダイエー屋号消滅」宣言がなされた。
その後に近澤氏が社長へ就任。モッくんを一度クビにしたかと思えば、「特命宣伝部長」の役職付きで再雇用を実現。
そして、2020年初頭より起きたコロナ禍。その際も、「届けたいのは、安心」をスローガンに営業を継続。60秒のドキュメンタリー映像も発表。
さらに、大阪市内で「こデリ」なる新たな屋号を創出した。
いつの間にか、ダイエー屋号消滅の話はなくなっていたのだ。

私自身、ダイエー屋号存続への舵を切ってくれたのは一番大きな功績だと考えている。
しかし、近澤氏が社長の頃にグループ会社の再編が加速してしまったのもまた事実。
なので両手放しで喜べるわけではないのだ。

さて、そんな近澤氏だが、2022年3月からはイオンベーカリーの代表取締役会長に就任。
しかも、おひとりではなかった。
ダイエーマンである岡本近畿事業本部長も、イオンベーカリーの代表取締役社長へ就任。
いやはや、人生とはわからないものである。

2月24日 ダイエー屋号での新店舗オープン発表!!

2月24日、ダイエーは、東京都江東区に「ダイエー豊洲店」を4月1日にオープンすることを発表。(店コード:0888)
公式発表では、「約4年半ぶりの出店」と書かれているが、おそらくこれは2017年9月30日オープンの「ダイエー東部市場前店(0857)」、「ダイエー住ノ江駅前店(0858)」のことと思われる。 
しかし、ここは「フードスタイル店舗」であり、また「ビッグ・エー」の居抜きなため、純粋なダイエーとは異なるのだ。 
こちらで確認したところ、フードスタイル店舗を除き、再出店を含めると2016年7月21日オープンのダイエー町田店(0852)以来約5年8ヶ月ぶり、再出店も含めない場合は2014年10月28日オープンのダイエー浦安駅前店(0761)以来実に7年5ヶ月ぶりのダイエー屋号での新規出店である。
社長交代直前の出来事であったため、近澤社長の置き土産かと思っている。

…このときはまだ、この後に続くとは誰も予想していなかった。 

3月1日 近畿事業本部長、交代。

2月21日に発表された通り、社長が交代、近畿事業本部長もいなくなってしまったため、後任人事が3月1日に発表された。
ダイエー店舗の棚卸などを行っている「株式会社ダイエースペースクリエイト」の代表取締役社長であられた大竹勇(おおたけ いさむ)氏。 
新近畿事業本部長の大竹氏も、ダイエーマンである。
また、株式会社ダイエースペースクリエイトの社長には、ダイエーいちかわコルトンプラザ店(0401)の店長であられた中内晃氏が就任。
我らがダイエーグループ総帥である中内㓛CEOとの関係性は不明である。 

4月10日  ダイエー東鷲宮店、閉店。

4月10日、ダイエー東鷲宮店が閉店。

動画を見ていると、「ÆONとは、ラテン語で永遠を意味する」との話があった。
最後の店長となった清水店長。この方はダイエーマンである可能性が高いのだ。
(公開されている情報を確認する限りは、ダイエーからの出向となっている)

パッと写ったかと思えば、「イオン東鷲宮店」のタスキ。そしてその左側に謎の男性。
話を聞き続けると、5月にオープンし、後継店舗となる「ÆONSTYLE南栗橋」の店長であることが判明。
タスキの受け渡しによって、引き継ぎを表したいように感じた。

東鷲宮店、実は未踏の地であったので、悔やむばかりである。


4月23日 2代目ダイエー西宮店、リニューアルオープン!!

4月23日、2代目ダイエー西宮店がリニューアルオープン。
近畿事業本部管轄店舗の旗艦店となるべく大改造を実施。

…お気づきだろうか。私が「2代目ダイエー西宮店」と記載している理由。
ダイエー西宮店、初代は別の場所にあるのだ。2016年に看板が変わったためあちらを「初代」としているのだ。
この2代目も初めからダイエー西宮店だったわけではない。
元々マルナカ事業部の管轄店舗だったのだ。もうお気づきだろう、マルナカ物件である。

ちなみに、ダイエーの1社提供の料理番組、「dai-docoro☆ベジタ」の撮影にも使われている模様。

5月 特に動きはなかった。

5月。ニュースリリースなどを調べたが大きく動いたことはなかった

6月 新アプリへの移行を実施。

6月21日、ダイエーは新アプリ「iAEON」を導入。
そして、クーポン配信も将来的にこちらへ移行することが明かされた。

なんでもÆON化、どうなんだろうと思っていた。
便利さに気づくのはまだ先である。

7月 特に動きはなかった。

7月。ニュースリリースなどを調べたが大きく動いたことはなかった

8月30日 アプリ統一、実行の知らせ。

8月30日、ダイエーはクーポンの配信を9月1日より「iAEON」に一本化すると発表。
さらに、購入金額に応じてボーナスポイントの進呈キャンペーンを開始。
ただし、iAEONアプリで表示できるバーコードの提示及び読み取りが必要。

…これについては、移行にあたり消費者側でやらねばならないことがあったため、少し苦情の声があったようだ。
実際、店長への直行便に投書されているのを見たことがある。 

9月9日 盲導犬募金、5億円到達!!

9月9日、ダイエーは盲導犬募金が5億円に達したことを発表。
ダイエーは1991年3月から盲導犬募金を実施しており、2008年11月末で2億円、2013年5月で3億円、2017年1月で4億円に達し、そしてついに2022年6月、5億円に達した
ダイエーが30年以上に渡り続けている社会貢献活動の一つであり、ダイエーらしさの一つでもある。
募金だけではなく、補助犬ふれあい教室なるイベントも実施。
社会のために、今できることを着実にやっているのだ。

9月22日 ダイエーが寝屋川市に復活する!!

9月22日、ダイエーは「ダイエー寝屋川中神田店」を10月22日にオープンすることを発表。(店コード:0889)
大阪府寝屋川市には2005年8月末まで「ダイエー香里店(0084)」があったが、実に17年2ヶ月ぶりに復活することとなった。

9月23日 ダイエー65周年!!

ダイエーは2022年9月23日、65周年を迎えた。
もちろん「創業祭」が開催されたのだが、CMでは妙な発言があった。
「今こそ、よい品をどんどん安くへ挑戦します!!」
よい品をどんどん安く、より豊かな社会を。中内㓛CEOが定めたダイエー憲法である。 
これは挑戦するものではない。「実践」するものであると私は思った。  私はこのように思ったことをそのまま書いたが、どうやらこれを見て心動くものがあった方もいるようだ。
公式に伝わったのかはわからない。が、これ以降ダイエーは「よい品をどんどん安くへ挑戦する」と言わなくなった。

私自身知っているところはあるが、秘密にしておきたい。 

10月5日 新店第2弾!!

10月5日、ダイエーは塚口店(0318)の向かいに「フードスタイルソコラ塚口店」を11月2日にオープンすることを発表。(店コード:0890)
ここは「塚口さんさんタウン」の3番館があった場所で、野村不動産が開発する「ソコラ塚口」の地下1階と1階に出店するものである。
食品売場だけではなく、化粧品売場も設置!!
産学連携も行うようで、楽しみである。

10月22日 寝屋川中神田店、オープン!!

2022年10月22日、ダイエー寝屋川中神田店がオープン。 オープン当日は朝から大行列。

所在地は元々田んぼであった。最寄り駅は京阪本線の萱島駅であるが、徒歩15分ほどと少し離れている。
だが、周りは家やマンションが多いので、需要はかなりあると思われる。
  私はオープンには出遅れたので、代わりに初日の閉店を見届けた。

10月31日 グルメシティ西大路店、閉店。

10月31日、京都市の「グルメシティ西大路店(0828)」が閉店。
10年しかなかった超短命店舗であるが、駅から少し離れているのでちょっと難ありなのかもしれない。
私も行ったことがなく、閉店の1週間前にようやく訪問。もっと早くに来ておけばと悔やむばかりである。

10月31日 ダイエー竜野店、閉店。

10月31日、兵庫県たつの市のダイエー竜野店が閉店。

こちらは「赤とんぼ広場」という専門店街と同居しており、オーナーはダイエーグループであった建設会社の「イチケン」である。
老朽化を理由に閉店を決めたのはオーナーなので、仕方ないと言えば仕方がない。

閉店セレモニーでは赤とんぼ広場の店長がお客様からの手紙を読み、ダイエー側は、とても素晴らしい挨拶があった。

実は、初めての店長だという中村店長。
着任初日の出勤時、お客様から「新しい店長さんやね、よろしくね」「新しい店長さんやね、頑張ってね」と声をかけられたのだという。
お客様から愛されているのが窺えるエピソード。
従業員同士の距離が近いというのも個性であるとおっしゃられていた。

そして最後。
「ÆON竜野店は本日をもって閉店いたします。明日以降は営業いたしませんが、どうか、ダイエー竜野店、ÆON竜野店を忘れないでください。皆様が、ふるさと竜野を思い出すときお子様、お孫様の成長を振り返るとき。また、ご自身の人生の節目を振り返るとき。その思い出の中に、どうか、ダイエー竜野店、ÆON竜野店が存在し続けることを願っております。

これ、初めての店長の挨拶じゃない。素晴らしすぎる。
私はその場にいなかったので、少し後悔が残った。

11月2日 ソコラ塚口店、オープン!!

2022年11月2日、塚口に新店舗がオープン。
こちらはキャッシュレス専用セルフレジの導入があったようで、調べてみるとダイエー近畿地区初。 
私は11月3日に訪問しており、様子を確認したところ大変賑わっているように見えた。 

11月10日 新店第3弾!!

ダイエーは大阪府豊中市に「フードスタイル豊中庄内店」を12月2日にオープンすると発表。(店コード:0891)
グルメシティ庄内店(0758)とは共存するようで、少し離れている。
近畿地区3ヶ月連続出店の最終である。やはり今年のダイエーは近畿が一番熱いように見える。 

11月30日 ダイエー金剛店、閉店

11月30日、ダイエー金剛店が閉店。
 
どうやら再建されるようである。
ただ、ダイエーのお店がなくなるのは寂しい。

最終日は朝からイベントが行われており、さまざまなアーティストが催事場で歌を披露。
その中には、「human note」もいた。
そして、京橋と同じように閉店の際は「蛍の光」で幕を閉じた。
「human note」ダイエーではクリスマスソングや60秒のドキュメンタリーでお馴染みである。 

12月2日 庄内の新店オープン!!

2022年12月2日、庄内の新店がオープン。
駅からは少し歩くが、バスに乗ってもバス停1つなので、歩いても変わらない。
私も実はオープン数日後に訪問しているが、混乱しているお客様を見つけた。
ÆONFOODSTYLEはダイエーであると認識できるお客様がまだまだ少ないのかもしれないが、
私は「ÆONとは別物」と説明し続けている。 

激動すぎる2022年

ダイエーにとり、今年は特に激動の一年であった。
今年は閉店が計3店舗(AR:3店舗、D:1店舗)となった。
これ以上、ダイエーを減らさないでという願いを込めて、2022年を終えようと思う。

今年もお世話になりました

2022年もお世話になりました。
私事ながら、今年はダイエーに関する同人誌の第4弾の制作を発表しました。2023年1月に頒布を開始します。
ダイエーグループマン/レディの方にお読みいただけたら喜びます。(/∀\*)
もちろん、一般の方にもお読みいただきたく思っています。
特に、ダイエーなんてもうないでしょ、と思っている人に読んで欲しいです。

2023年も、スーパーゆかりとダイエーをよろしくお願い申し上げます。
皆様どうぞ良い年をお迎えください。

3月1日、大きな節目の日

毎年、3月1日は商業界では大きな節目となっている。
今日3月1日に変わったものを紹介する。 

ダイエー旗艦店級屋号変更から6年

2016年3月1日、近畿事業本部管轄店、関東事業本部管轄店のうち29店舗がダイエーの手を離れた。
私はこのときに、思い出の詰まった大事な大事なお店が含まれていたことに危機感を覚え、ダイエーを追いかけるようになった。 
この時離れたお店、私は今もダイエーと呼ぶ。ÆONとは絶対に呼べない。 

4社合併から28年

1994年3月1日、株式会社ダイエー、株式会社忠実屋、株式会社ユニードダイエー、株式会社ダイナハの4社が合併。
存続会社を株式会社ダイエー、他の3社を消滅会社として統合した。

店名が変わる違和感、私も経験がある。
ただ、中の人からすると悲しみは計り知れないだろう。 
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本年もお世話になりました

2021年もまもなく終わりを迎えようとしています。
本年もご愛顧いただきありがとうございます。

ダイエー本完売

本年の大きなトピックとしては、おそらく世界初であろうダイエーの歴史に関する同人誌が完売したことあります。
皆様のおかげをもちまして、2021年6月18日に完売いたしております。
より多くの人にダイエーの歴史を知ってもらいたい、ダイエーなんてもうないでしょ、という人を一人でも減らしたいという思いから執筆しましたが、出版後の反響は非常に大きかったように思います。

ダイエーについて

本年はダイエーの屋号増減が多く見えた年でした。
閉店だけで2店舗、黒塗りの新店が3店舗、マルナカからの変更が14店舗であります。 閉店については老朽化もあろうかと思いますが、そうではない理由の場合は買い支えに対する啓発の不足が要因であると感じています。
継続的な買い支えが、身近なお店を守ることにつながります。
少しでも大丈夫ですが、続けてください。
皆様のご協力をお願いいたします。

ダイエーへの感謝

ダイエーは昨年から続くコロナ禍において、「届けたいのは、安心。」を企業メッセージとしてポスターをつくり続けてきた。
記事執筆時点では新規ポスターは出ていないが、私はダイエーに何か感謝を伝えたいと考えた。

その結果、ダイエーに向けてのポスターを作成することとなった。
サークル名義であるが、私の思いをそのまま記した。
DP-1



2022年について

2022年についても、「ダイエーなんてもうない」という人を一人でも減らすために尽力したいと考えています。
また、1月にはダイエーに関する同人誌第2弾の頒布開始を控えております。
2022年も精進して参りますので、ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。

2021年もご愛顧いただき、誠にありがとうございます。 それでは、皆様どうぞ良い年をお迎えください。

残りわずか

2021年も残り6時間を切った。
今年も激動の1年であったダイエーを振り返る。

 

1月 新たなポスターを出す

緊急事態宣言が発令された1月、ダイエーは新たなポスターを掲出していた。



ポスターには、下記のようなことが書かれていた。
私は、7歳の時に、阪神・淡路大震災に遭いました。
近所の商店街がめちゃくちゃになっていた頃、
食べ物を買えたのが、ダイエー板宿店でした。

お母さんに連れられて買い物に行った時、
店員さんが親切にしてくれたことを、覚えています。 

あれから26年。
私は今、その店で働いています。

お客さまがお困りの時、
頼りになる店でありたい───

私たちの想いです。
ダイエーが阪神・淡路大震災当時に素早い対応を取ったことで伝説として語り継がれていることは知られていることだが、そのときの経験からダイエーグループレディとなる人がいることは初めて知った。

ダイエー、そして中内CEOの対応は、消費者の人生にも影響を与えていると感じられる出来事である。
 

1月25日 ダイエーのポスター第5弾、新聞広告第4弾掲載

2021年1月25日、ダイエーは新聞各社の朝刊に全面広告を掲載。
見出しは、「安心を未来へ届けたい
続きには下記のように書かれていた。
ダイエーは、お客さまのいのちと日々のくらしを支えるため、
さまざまな安全対策を講じて、毎日休まず営業しています。

この1年、お客さまから頂いた数多くのエールに
私たちは、勇気をもらい元気づけられました。

本当にありがとうございます。 

「よい品をどんどん安く、より豊かな社会を」
ダイエーは1957年創業以来の想いを胸に
これからも、皆さまと共に歩んでまいります。 
文章の下に、「お客さまからの声」としてたくさん書かれているが、見覚えのある文面を発見。
「贈り物は、安心」というダイエーの
メッセージ。「贈りたいのは、感謝」
で私は応えたい。
どこかで見覚えが…。
なんとダイエー、Twitterもしっかり見ていた!
他にも調べると見つけられたものもある。
店長への直行便だけがお客さまの声ではなく、いまやTwitterもお客さまの評判をチェックする大事なツールであるということだろう。
そして、今回の広告は別の意味で話題になっている。

上弦の月、復活。

上弦の月をモチーフに作られたダイエーの3代目ロゴマーク。
左下が欠けているおそらく一番有名なダイエーのロゴマーク。
そのロゴマークが今回の広告の左上に載っている。 

Twitterを確認すると、「懐かしい」との声が多くあった。

ただ、違和感に気づく人もいた。

私も手元の資料を確認してみると、やっぱり少し違っていた。
少し違うにしろ、広告に3代目ロゴを使うということだから何かあるのではないかと考えた。

すると、フォロワーのダイエーグループマンの方から納得の回答があった。

ダイエーが持つブランド力の強さ、ということだろうか。
確かに関西ではダイエーの知名度は絶大である。
関西発祥の企業だから、というのもあるかもしれないが、ダイエーはまだまだ終わらないということは確実だといえよう。

2月28日 ダイエー大島店 閉店

東京都江東区にあるダイエー大島店が2月28日に閉店した。 ここは知っている人は知っている、ダイエーグループ企業の本社があるお店である。
ダイエーグループの外食産業を支える株式会社オレンジフードコート、ダイエーグループのパン販売店である株式会社ボンテ、ダイエーグループ店舗での棚卸しやレジ業務受託などを行う株式会社ダイエースペースクリエイト、ダイエーグループマン/レディの健康を支えるダイエー健康保険組合の本社および本部が入居している。
店コードは0257、店齢47歳。ボロが出てきているのかもしれないが、どうだろう。
歴史あるお店がまたひとつなくなってしまった。

さて、2月28日当日は感染対策のため挨拶がなかったそうだが、店内で挨拶の映像が流されていた。
 
サムネイルに映っている「平岡店長」
この方、2019年2月11日に閉店した横浜西口店の最後の支配人を務められた方である。
まさか、次の赴任先でも閉店を迎えてしまうことになるとは思ってもいなかっただろう。 

店長は、「47年間にわたり、お客様に支えられ、育てていただいた」と語り、
「私たちは、これからもお客様の暮らしに寄り添い、より一層お役に立てるよう、一旦営業を終了させていただき、新たな店舗としてスタートをする予定です。」と続けた。

また、衣料品・生活用品売場からは「皆様が愛していてくれたおかげで、ここまでやってくることができた」と話があった。泣けます。

私は訪問したことがないのだが、長年営業を続けている店舗に行けぬまま閉店してしまうことが残念でならない。

3月 マルナカ事業部、解消

3月1日、ダイエーは近畿地方にて展開しているマルナカ店舗の所属する組織、マルナカ事業部の解消を発表した。
マルナカ事業部の所属店舗14店は、それぞれ近畿事業本部配下の各事業部の店舗となった。
しかし、これがすべての始まりであったことを誰も知る由はなかった。
 

3月19日 フードスタイル茨木太田店、オープン。

2021年3月19日、大阪府茨木市に「フードスタイル茨木太田店」がオープン。
ÆONTOWN茨木太田の核店舗であるが、ここは個性の強い店舗となっている。
  また、3代目ロゴが店内にあることでも話題となった。
 

4月 特に動きはなかった。

4月。ニュースリリースなどを調べたが大きく動いたことはなかった。

5月 特に動きはなかった。

5月。ニュースリリースなどを調べたが大きく動いたことはなかった。

6月19日 ショッパーズモールなかま、閉店の報。

福岡県は中間市にある、ショッパーズモールなかまが9月30日をもって閉店することが発表された。
ここは1978年にダイエー中間店としてオープン。1993年にはダイエーグループの「バンドール」が、1998年に専門店街ができ、名称を「ダイエーショッパーズモールなかま」とした。
店齢は43歳、まだまだ若いように思うが、表向きには老朽化が理由とされている。
ここは私が福岡で店舗巡りをした際、時間が足らず断念したところである。
非常に残念でならない。

6月26日 フードスタイル日野店オープン

2021年6月26日、東京都日野市のJR中央本線、日野駅近くに「フードスタイル日野店」をオープン。
2021年最初の新店である。

ここは新築物件ではなく、関東地方で展開している「いなげや」の跡である。
ここにもダイエーのロゴが使われているが、3代目ではなく4代目である。
引っ掛かるところはあるが、消費者の混乱を防ぐという観点ではダイエーロゴをつけるのはよいことである。 

 

7月30日 フードスタイル稲城長沼店オープン

2021年7月30日、東京都稲城市のJR南武線、稲城長沼駅近くの高架下に「フードスタイル稲城長沼店」をオープン。
2021年2店舗目の新店である。
ここも4代目ロゴが出ているが、入口横の看板は稲城市の公式イメージキャラクタ、稲城なしのすけとコラボしているようだ。 

8月6日 あたらしい決済体験、レジゴー導入開始の報。 

8月6日、ダイエーはあたらしいお買い物スタイルとして「レジゴー」の導入を発表。
これはスマートフォンで商品のバーコードを読み取り、精算機につけられている二次元コードを読み取ると商品情報が転送、画面の指示に従い支払いを終えることで買い物完了となるシステムである。

ÆONRETAILの店舗では導入が進んでいたが、ダイエーは初めてである。
映えある第一弾導入店舗として選ばれたのがダイエー東大島店、ダイエー南砂町スナモ店である。

その後、茨木太田店などにも導入され、少しずつ増えている。 

9月30日 ダイエーなかま店、閉店。

9月30日、ダイエーなかま店が閉店。
 

動画を見ていると、ÆONと呼んではいるものの、やはりダイエーの雰囲気がする。
また、支配人をはじめ店舗スタッフは「ありがとう なかま店」と胸元に、袖には「43」と書かれた特製Tシャツを着用。
支配人は、「総合スーパーとしてコミュニティーセンターの役割を果たし、皆さんの絆をつくってきたのかなと思う」 と語った。
また、マイストア委員会という組織の「委員長」を務められた方は、なんとダイエーホークスの法被を着用していた。
きっと、ダイエーグループレディだろう。
さらに、オープン当時から勤め続けたダイエーグループレディもいた。
長年勤められた方に思い出話を聞いてみたいところである。

ここも、地域に愛されていたのだろうということがわかる一面があった。
なんと、地元、中間市の市長からビデオメッセージが届いていたのだ。
ダイエーが地域密着でやってきていたことが本当によくわかる。
一度でいいから、なかま店を訪問しておけばよかったと悔やむばかりである。 

 

10月 特に動きはなかった。

10月。ニュースリリースなどを調べたが大きく動いたことはなかった。

11月15日 フードスタイル玉津店、オープン。

11月15日、兵庫県神戸市西区にフードスタイル玉津店がオープン。
神戸市内に3年ぶりの新規出店となる。
ここも、フードスタイルロゴの横に4代目ロゴを配置。
ここまでやるのならダイエー屋号で良くないかな、と思っている。

11月 ダイエー運営のマルナカ店舗に変化あり。

11月18日、サークルのメンバーから気になる話を聞く。
マルナカ新在家店にて工事が行われていたのだ。
改装かな、と思ったけれど、ダイエーへの看板変更工事だった。

ダイエーからの公式発表は18日時点ではなく、謎に包まれていたが、
他店舗でも多く報告が上がっており、店頭でだけ告知があった。

14店舗すべてで工事が行われていたようだが、2店舗だけ様子が違っていた。
それは、大阪府大東市のマルナカ大東寺川店、奈良県奈良市のマルナカ富雄南店である。
この2店、当初は株式会社山陽マルナカが運営するマックスバリュであったのだ。
店齢10歳未満という超若手であるが、会社の都合でかなり翻弄されている感がある。

ちなみに、公式発表があったのは11月29日、本当に直前である。
私としては、ダイエーの屋号が増えることは嬉しいと思っているが、よその個性を潰してまで増やしてほしいとは思っていない。

12月4日 グルメシティポートアイランド店がダイエーへ

12月4日、兵庫県神戸市中央区のポートアイランドにあるグルメシティポートアイランド店が突如ダイエーへ屋号を変更した。
グルメシティをダイエーへ転換していく方針だと聞いているが、今後の先行きが気になるところである。

12月31日 ダイエーグルメシティ新長田店が閉店

12月31日、兵庫県神戸市長田区にあるダイエーグルメシティ新長田店が閉店。
公式には18年とされているが、それどころではない。
前身は西神戸店。1961年8月から数えると60年以上である。
しかし、西神戸店は阪神・淡路大震災で被災。
1995年6月には仮設店舗で営業再開。
現在の地には2003年11月21日からある。

ここは老朽化ではなく、売上減少が理由だという。
ダイエーの歴史を受け継ぐ大切なお店がこのような理由で無くなるのは残念でならない。

消費者に愛されているお店のはずだが、立地が地下なのでちょっと、と思うところはあった。
非常に残念でならない。


 

激動すぎる2021年

ダイエーにとり、今年は特に激動の一年であった。
今年は閉店が計3店舗(AQ:1店舗、D:2店舗)となった。
これ以上、ダイエーを減らさないでという願いを込めて、2021年を終えようと思う。

今年もお世話になりました

2021年もお世話になりました。
私事ながら、今年はダイエーに関する同人誌の第2弾の制作を発表しました。2022年1月に頒布を開始します。
ダイエーグループマン/レディの方にお読みいただけたら喜びます。(/∀\*)
もちろん、一般の方にもお読みいただきたく思っています。
特に、ダイエーなんてもうないでしょ、と思っている人に読んで欲しいです。

2022年も、スーパーゆかりとダイエーをよろしくお願い申し上げます。
皆様どうぞ良い年をお迎えください。

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