ダイエーのCM
ダイエーが2020年5月より1分間のCMを放映しているのはご存知だろうか。実は、今年に入りほんの少しだけ内容が変化している。
そして、2月20日に第3弾が公開された。
今回は、3種類のダイエーCMについて記す。
第1弾 - 2020年5月22日〜
ダイエーの企業CM、というよりドキュメンタリー。
「阪神•淡路大震災当時、ライフラインを守ることを 目指してきた。その想いは今も変わらない」という内容。
「届けたいのは、安心」の企業メッセージとともに、下記の3点をお客様にお願いしている。
①少人数で最後には、ダイエーの3代目ロゴマークと、4代目ロゴマークと並べてダイエーグループの屋号を出している。
②すいている時間帯に
③マスクをして
お越しください
第2弾 - 2021年1月8日〜
2021年に入り、CMの一部の点が変更された。
中盤の「2020年 私たちの想い」が「そして 今 私たちの想い」に変更。
年が変わっても使えるようになった。
そのほかは特に変化した点はない。
第3弾 - 2021年2月20日〜
2月20日、突如YouTubeで公開された第3弾。
今までのものと違い、内容に変化があった。
それは、2011年の東北地方太平洋沖地震の際の仙台店の様子。
「2日後に仙台店を再開」
「少しでも安心していただきたくて…」
とコメントを添えて写真で登場。
そして、最後のロゴについては関西地区で食品SMを運営する株式会社光洋の運営する屋号のロゴがなくなり、株式会社ダイエーの運営する屋号(こデリ除く)のみとなった。
なぜこの時期に仙台店
今年2021年3月11日で発生から10年を迎える東北地方太平洋沖地震。その際に伝説を残したのがダイエー仙台店である。
震災2日後の3月13日より営業再開。
4月6日に通常営業に戻るまで、のべ100万人が買い物に来たというのだから驚きである。
おそらく、震災から10年を迎えるにあたり、伝えなければいけないという想いがあったのだろう。
最後に
ダイエーの60秒間のドキュメンタリー。最近、見逃し配信サービスでもCMが流れているようで、「長い」「キツイ」といった意見をよく目にする。
長いCMは鬱陶しいと思うのはわからなくもないが、ダイエーが伝えたいこともわかってあげて欲しいと私は思う。
「ダイエーなんて…」と鼻で笑う若者もいるだろう。
ただ、ダイエーは阪神・淡路大震災でも当日に営業再開、 先述の東北地方太平洋沖地震でも2日後に営業再開、このコロナ禍でもリスクがある中、全店通常営業を続けている。
26年前から「スーパーはライフライン」の考え方をもって営業を続けている。
ぜひ、「ダイエーはすごい」「ダイエーはまだある」と覚えておいて欲しい。